『戦わない経営』(浜口隆則著、かんき出版)
昨年の夏の事である。
この書名に目が釘付けになり、思わず手にしてしまった一冊である。
それは、私が目指していたテ-マそのものだったから。
これ、絵本の様であり、詩集の様でもあり。
ところがこの本、なかなか奥が深いのである。
詩のような短いフレ-ズの中に、私の理想とする経営や経営者のあるべき姿が鮮明に描かれている。
手にしてから何度読み返した事であろうか?
この薄っぺらな詩集、私にとって経営のバイブルの一つとして大きな存在になってしまった。
『経営は、人を幸せにするためのビジネスって仕組みを、ちゃんと運営すること。
人が幸せになるのを見るのは、楽しいこと、嬉しいこと、きっと人生で一番楽しいこと。だから、経営は楽しい』
『会社というものは、どの会社でも同じ。幸せをつくっている。
お菓子屋さんはお菓子の上に幸せを乗っける。八百屋さんは野菜に幸せを乗っける。
そうやって、お客さんに喜んでもらうとお客さんがハッピ-になる。
お客さんがハッピ-になると社員がハッピ-になる。
社員がハッピ-になると家族や友達もハッピ-になる。
そうやってハッピ-はつながってゆく。だから、会社は幸せをつくっている。
だから社長は、幸せの専門家じゃないといけない。』
『想いだけじゃ、経営は成り立たない。経営には、ココロも大切だけど、戦略や技術も必要。
本来、とても小さくて弱い存在の雑草が逞しく生きているのは戦略を持っているから。
雑草は戦わない。とても上手に戦いを避けて、力強く生き残っている。
小さな会社も雑草と同じ。正しい戦略を持っていれば力強く生きていける。
小さな会社の正しい戦略は、戦わないこと。
幸福を追求しながら生き残っていくためには、戦ってはいけない。
ビジネスは不戦勝でいいんだ』
『誰も戦いたくないのに戦ってる。戦いをやめられなくなってる。
経営と戦いの結びつきは想像以上に強い。普通に経営していると戦いこそが日常。
お客さんと戦い、競合他社と戦い、チ-ムの仲間同士と戦い、
協力業者と戦い、お金と戦い、時間と戦い、世の中の動きと戦い、
そして自分自身と戦っている。
こんなに戦っていて、幸せになれるはずがない。
この戦いを一つ一つなくすこと、それが戦わない経営が目指す姿』
『大きい会社ではなく、強い会社でもなく、優秀な会社でもなく、
愛される会社に、わたしたちはなりたい』
とてもすべてを紹介することはできません。
が、この詩のような短い言葉たちは、『個別化』を目指せと唱えています。
強者がたむろす土俵で戦ってはいけない、自分の世界を築けと唱えています。
お客様も、社員も、取引先も皆、ハッピ-になるための大切なパ-トナ-だよと唱えています。
以前ご紹介した、キャンプ場ではないキャンプ場、そしてガソリンを売らないガソリンスタンド。
個別化を成し遂げたら、もう戦う必要はなくなったのです。
これ、戦わない経営の好例ですね。
自分たちの理想とするクリニックづくりをひたむきに続けていたら、結果として個別化を成し遂げていた。そんな例もあるのです。
ライバルと戦うことよりも、ひたすら個別化を生み出すことに力を注ぐ。
この方がもっとずっとおもしろいに決まってますよね。
経営者の皆さん、いかがですか?
昨年の夏の事である。
この書名に目が釘付けになり、思わず手にしてしまった一冊である。
それは、私が目指していたテ-マそのものだったから。
これ、絵本の様であり、詩集の様でもあり。
ところがこの本、なかなか奥が深いのである。
詩のような短いフレ-ズの中に、私の理想とする経営や経営者のあるべき姿が鮮明に描かれている。
手にしてから何度読み返した事であろうか?
この薄っぺらな詩集、私にとって経営のバイブルの一つとして大きな存在になってしまった。
『経営は、人を幸せにするためのビジネスって仕組みを、ちゃんと運営すること。
人が幸せになるのを見るのは、楽しいこと、嬉しいこと、きっと人生で一番楽しいこと。だから、経営は楽しい』
『会社というものは、どの会社でも同じ。幸せをつくっている。
お菓子屋さんはお菓子の上に幸せを乗っける。八百屋さんは野菜に幸せを乗っける。
そうやって、お客さんに喜んでもらうとお客さんがハッピ-になる。
お客さんがハッピ-になると社員がハッピ-になる。
社員がハッピ-になると家族や友達もハッピ-になる。
そうやってハッピ-はつながってゆく。だから、会社は幸せをつくっている。
だから社長は、幸せの専門家じゃないといけない。』
『想いだけじゃ、経営は成り立たない。経営には、ココロも大切だけど、戦略や技術も必要。
本来、とても小さくて弱い存在の雑草が逞しく生きているのは戦略を持っているから。
雑草は戦わない。とても上手に戦いを避けて、力強く生き残っている。
小さな会社も雑草と同じ。正しい戦略を持っていれば力強く生きていける。
小さな会社の正しい戦略は、戦わないこと。
幸福を追求しながら生き残っていくためには、戦ってはいけない。
ビジネスは不戦勝でいいんだ』
『誰も戦いたくないのに戦ってる。戦いをやめられなくなってる。
経営と戦いの結びつきは想像以上に強い。普通に経営していると戦いこそが日常。
お客さんと戦い、競合他社と戦い、チ-ムの仲間同士と戦い、
協力業者と戦い、お金と戦い、時間と戦い、世の中の動きと戦い、
そして自分自身と戦っている。
こんなに戦っていて、幸せになれるはずがない。
この戦いを一つ一つなくすこと、それが戦わない経営が目指す姿』
『大きい会社ではなく、強い会社でもなく、優秀な会社でもなく、
愛される会社に、わたしたちはなりたい』
とてもすべてを紹介することはできません。
が、この詩のような短い言葉たちは、『個別化』を目指せと唱えています。
強者がたむろす土俵で戦ってはいけない、自分の世界を築けと唱えています。
お客様も、社員も、取引先も皆、ハッピ-になるための大切なパ-トナ-だよと唱えています。
以前ご紹介した、キャンプ場ではないキャンプ場、そしてガソリンを売らないガソリンスタンド。
個別化を成し遂げたら、もう戦う必要はなくなったのです。
これ、戦わない経営の好例ですね。
自分たちの理想とするクリニックづくりをひたむきに続けていたら、結果として個別化を成し遂げていた。そんな例もあるのです。
ライバルと戦うことよりも、ひたすら個別化を生み出すことに力を注ぐ。
この方がもっとずっとおもしろいに決まってますよね。
経営者の皆さん、いかがですか?