最近はyoutubeというしくみがあってついつい見てしまうものです。
ついついみてしまった動画が松田聖子とグリコCMです。
https://www.youtube.com/watch?v=Nucb24nCR-I
最も有名なCMは田原俊彦と松田聖子が高原のテレフォンボックスで出会うというものです。懐かしいですね。
気づくこととしては、やはりポッキーが普遍の名作菓子という事です。
さらに注目すべきは、1980年代江崎グリコが本気で取り組んでいたのは、「ポッキー・オン・ザ・ロック」というライフスタイル提案だった。
これは、CMが単発で終わらずに次々と制作されていた事から推測されます。
具体的な内容と、私が想定した効果は、
スタイル1.ポッキーをクラッシュアイスに差し込んでディスプレーして冷やして食べる。
(得られる効果 冷たくて美味しく、見た目も華やか)
スタイル2.ポッキーを様々な飲料の中で、くるくるとまわして食べる。CMから解釈するとパーティシーンが想定されている。
(得られる効果1 ポッキーに飲料の味が絡む事による肯定的な味の変化)
(得られる効果2 飲料にポッキーのチョコレートの味が溶け込む事による肯定的な味の変化)
(得られる効果3 くるくる体験がイケている)
このスタイルが、どこまで受け入れられたは、わからないですが
スタイル1は、夜のとばりがくだった後、高級クラブから場末のスナックまで散見されたようです。
スタイル2は、個人的に「ポッキー・オン・ザ・ロック・パーティー」に招かれなかったため検証不能です。多感な時期にくるくるできずに残念。
どう考えるべきか
江崎グリコという超一流製菓会社が松田聖子という希代のアイドルを起用して仕掛けたライフスタイル提案も空振りに終わったらしい。
(でもところがどっこいポッキーはいまだお菓子界に君臨している。)
今、伝統産業の再興のマーケティングってライフスタイル提案ばっかりかなり難しいじゃないかと思います。
これは、面白おかしく書いてある文章です。
学生さんとかが反論を書く場合は、80年代と比較して現在のライフスタイルが多様化したという線で書けばいいですよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます