駅周辺のデパートだけでなく、裁判所、自衛隊の駐屯地、競輪場に場外馬券売り場、
さらには呼び込みが跋扈する歓楽街や、おっかない方たちの事務所など、なんでも揃っている(苦笑)我が街・立川。
そんな立川に、意外と少ないのが、普段使いできる昔ながらの大衆食堂。
『双葉食堂』や『四つ角飯店』など、中華系の食堂はいくつかあるが、和のメニューもあり、気軽に利用できる定食屋さんは、
駅周辺では『大戸屋』や『まいどおおきに食堂』などのチェーン店しか見当たらない。※気軽に入れぬバカ高い定食屋はある
ところが、駅からはちょっと離れた、競輪場近くの住宅街を散歩していたら、偶然にも「お食事処」を発見。
いい店の予感がしたのでさっそく入ってみたら、私が求めていた個人経営の大衆食堂だったのである。
帰宅後にネットで調べたところ、お店の名前は『喜楽』であった。
店内はカウンター席の他、テーブル席、お座敷席の3種。お母さんに案内されカウンター席へ。
テーブル席の先客が晩酌を楽しんでいたので、とりあえず私も「ビール」をいただく。
冷たいお茶と一緒に出てきた、キリンラガーの中瓶は680円。おつまみは店内壁のメニューから、
画像右下あたりに見える「ギョーザ」450円を注文。いつもながら、ダメな写真でゴメン。
それより、こちらのようにメニュー札がたくさんある、選択肢が多い店はいいよね。
気に入ったおかずで一杯やったり、ご飯を追加して定食にしたりと、自由な食べ方ができるのも大衆食堂の魅力だし。
なお、私の座った席は、厨房で働くご夫婦の様子がよく見える位置だったのだが、
餃子は、オーダー後にご主人が皮で具材を包んでいたし、別の客が頼んだワンタンも同様。
他の料理も作り置きはほとんどなく、「ここはいい店だ!」という私の直感は当たったようだ。
しばらくして、いい焼き色が付いた餃子が、お酢と一緒に提供された。
具材はキャベツ、ニラ、ネギ、ひき肉で、味付けは控えめの家庭的な餃子であった。
この日は早く帰宅する必要があったので、ビールは1本にとどめ、シメのお食事を。
下記は後日撮影した、別の位置にある壁メニュー。麺類は「ラーメン」600円から。
※光の反射で見えないメニューは、左から「サイダー」「オレンジジュース」「コカコーラ」
上記メニューの左側にはご飯ものも。この他、おかず単品+ライスよりちょっとお得な、定食メニューもある。
私の大好きな五目ソバが見当たらないので、「広東麺」780円を選択。数分後、熱々の丼がやってきた。
麺と豊富な具材が、とろみの効いた醤油味のスープに隠れている。舌のヤケドに注意しながら食べ進める。
具材はキャベツ、人参、ニラ、きくらげ、豚肉、あとは薄いナルトも。麺は細めでコシのあるタイプ。
うどん好きだし、ラーメンも太麺派だった私だが、最近は細麺の方が好きになりつつある。
すべての麺と具材を食べ切り、スープをほんの少しだけ残し「ごちそうさまです」。
そういえば、せっかく品数豊富な食堂を見つけたのに、餃子に広東麺と、中華食堂系の料理しか食べていないので、
次回は中華以外のメニューを頼もうと、早くも再訪を決意した私であった。
数日後、立川競輪場の左脇の道を通ってお店に向かう。しばらくすると、お店のノボリが見えてくるはずだが、
なんと「本日貸切」! 臨時休業に出くわすのは慣れっこなので(泣)、前回撮れなかった、お店の看板(?)を撮影。
ネットでは「喜楽」と表記されているが、喜の字は「七3つ」が正しいようだ。
今回のブログタイトルの意味も、これでわかっていただけたであろう。しょーもなくてスマン。
日を改めて再訪し、またまた瓶ビールと、ツマミとして「スタミナ焼」600円を注文。定食だと780円だったかな。
豚肉、玉ネギ、ニラを、ニンニク風味の甘辛タレで炒める、食べる前からウマいのがわかる料理。
案の定ビールがすすみ、すぐに「ウーロンハイ」430円に変更。定食ならば、ライスをお替わりするハメになりそうだ。
さっきの写真ではわかりづらいが、結構量も多く、ウーハイも2杯目に突入した頃、ようやくスタミナ焼きを食べ終えた。
最近はすぐ満腹になってしまうので、シメの食事を選択。この日は食堂メニューの代名詞ともいえる「かつ丼」950円にした。
これは横からのアングルと、飲みかけのウーハイ。一般的なお店より丼が大きい。
とんかつの厚さは普通。さっきの写真では隠れていたお新香も再掲載。
かつで残ったウーハイを飲み干し、豆腐とお揚げの入った味噌汁と交互に、かつ丼をガツガツ食べ進める。
半生部分が残っていた玉子が、余熱でほどよい半熟になり、実においしい。
意外とツユだくだったので、最後はお茶漬けのようにズズっとすすった…それはオーバーか。
3度目の訪問では、瓶ビールと「豚キムチ」580円を注文。炒飯に使うような八角形のお皿で出てきた。
自家製なのかは不明だが、キムチには大根らしきモノが混ざっていたりして、かなり独特。
辛味と酸味と旨味が一体となって攻めてくる、ビール泥棒なおつまみである。
私は夜の時間帯しか訪問したことがなく、飲み客を大勢見かけるのだが、
喜楽さんの「つまみ人気トップ3」は、スタミナ焼と豚キムチ、あとは私が未食の「ホルモン」480円かと思われる。
もう一品、「コロッケ」380円か「シューマイ」450円でも頼もうかと思ったけれど、
この日のシメは、久々にダブル炭水化物を頼むつもりだったので、自粛しておいた。
そのダブル炭水化物とは、西国分寺『ホーライ』のセットのようなデカ盛りではなく、
※ホーライの「油そば+スタミナ丼セット」。これでもスタミナ丼はハーフサイズ
「ワンタン麺」750円と、食堂メニューにはありそうでない気がする、「おにぎり さけ」150円を選択。
おにぎりならば量も少なく、「糖質を減らせ」とうるさい医師も許してくれるはずだが…
さきほどの広東麺では紹介し忘れたが、麺類の丼も普通の店より明らかに大きいので、やっぱり怒られるかな(苦笑)。
そもそも、最近のラーメン専門店って、丼が小さくないか? 特に意識高い系の店。
喜楽さんのワンタンメンは、量が多いだけでなく味もイイ。
無駄な油や肉臭さなど皆無な、懐かしいタイプの醤油スープに、広東麺と同じ細い麺が泳ぐ。
具材はチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔、ネギのオーソドックス5種に、雲吞が確か計8個。
さっき書いたように、雲吞は直前に仕込むため、すべてにお肉が詰まった非昭和タイプ。 ※肉ナシ=昭和は個人の見解です
鮭のおにぎりも握り立てで、温かくて口内でホロっと崩れる柔らかさ。
もう何年も食べてないので定かではないが、コンビニの固く冷たいおにぎりとは比べ物にならない。
正当派の醤油ラーメンは、ライスとはあまり合わない気がするけど、塩気のあるおにぎりとは相性バッチリ。
さすがに満腹になったが、今回もスープを少しだけ残し、他は全部たいらげた。
散々飲み喰いして、もう少しだけ食べたいけど、ラーメンやかつ丼はキツイ…という方にも、おにぎりはオススメだ。
こちらのお店に3度訪問したが、旦那さんは厨房でずっと調理と作業をしているため、話したことはない。
接客担当のお母さんも、調理補助で厨房にいることが多く、注文と会計以外の会話はほとんどしたことないが、
帰り際には「雨が降りそうなのでお気をつけて」などと、声をかけてくれる。
先日、お店の営業時間をたずね、ついでにいつ創業したのかを質問してみたところ、
「今年で65年くらいかしら」とのこと。65年前だと、1957(昭和32)年!
おふたりはまだ若いので二代目だろうし、店舗も何度か改装したのか、古さを感じないけど、そんな老舗だったとは…。
以前紹介した、ご近所のたこ焼き店『高橋』も今年で61年目だそうだが、どちらのお店も、
駅からやや離れた、あまり目立たない住宅街で、60年以上も営業を続けるなんてスゴイことだよ。
「タンメン」や「ホルモン」など、まだまだ食べたいメニューはあるし、喜楽さんには今後も絶対通う。
競輪場のそばに、こんな素晴らしい食堂があったこと自体が、私にはうれしい。
喜楽(㐂楽)
東京都立川市高松町2-34-8
JR立川駅から徒歩約18分 立川競輪場北門からは徒歩約80秒
営業時間11~13時、17~22時 ※13時と22時がラストオーダー
定休日 水曜
さらには呼び込みが跋扈する歓楽街や、おっかない方たちの事務所など、なんでも揃っている(苦笑)我が街・立川。
そんな立川に、意外と少ないのが、普段使いできる昔ながらの大衆食堂。
『双葉食堂』や『四つ角飯店』など、中華系の食堂はいくつかあるが、和のメニューもあり、気軽に利用できる定食屋さんは、
駅周辺では『大戸屋』や『まいどおおきに食堂』などのチェーン店しか見当たらない。※気軽に入れぬバカ高い定食屋はある
ところが、駅からはちょっと離れた、競輪場近くの住宅街を散歩していたら、偶然にも「お食事処」を発見。
いい店の予感がしたのでさっそく入ってみたら、私が求めていた個人経営の大衆食堂だったのである。
帰宅後にネットで調べたところ、お店の名前は『喜楽』であった。
店内はカウンター席の他、テーブル席、お座敷席の3種。お母さんに案内されカウンター席へ。
テーブル席の先客が晩酌を楽しんでいたので、とりあえず私も「ビール」をいただく。
冷たいお茶と一緒に出てきた、キリンラガーの中瓶は680円。おつまみは店内壁のメニューから、
画像右下あたりに見える「ギョーザ」450円を注文。いつもながら、ダメな写真でゴメン。
それより、こちらのようにメニュー札がたくさんある、選択肢が多い店はいいよね。
気に入ったおかずで一杯やったり、ご飯を追加して定食にしたりと、自由な食べ方ができるのも大衆食堂の魅力だし。
なお、私の座った席は、厨房で働くご夫婦の様子がよく見える位置だったのだが、
餃子は、オーダー後にご主人が皮で具材を包んでいたし、別の客が頼んだワンタンも同様。
他の料理も作り置きはほとんどなく、「ここはいい店だ!」という私の直感は当たったようだ。
しばらくして、いい焼き色が付いた餃子が、お酢と一緒に提供された。
具材はキャベツ、ニラ、ネギ、ひき肉で、味付けは控えめの家庭的な餃子であった。
この日は早く帰宅する必要があったので、ビールは1本にとどめ、シメのお食事を。
下記は後日撮影した、別の位置にある壁メニュー。麺類は「ラーメン」600円から。
※光の反射で見えないメニューは、左から「サイダー」「オレンジジュース」「コカコーラ」
上記メニューの左側にはご飯ものも。この他、おかず単品+ライスよりちょっとお得な、定食メニューもある。
私の大好きな五目ソバが見当たらないので、「広東麺」780円を選択。数分後、熱々の丼がやってきた。
麺と豊富な具材が、とろみの効いた醤油味のスープに隠れている。舌のヤケドに注意しながら食べ進める。
具材はキャベツ、人参、ニラ、きくらげ、豚肉、あとは薄いナルトも。麺は細めでコシのあるタイプ。
うどん好きだし、ラーメンも太麺派だった私だが、最近は細麺の方が好きになりつつある。
すべての麺と具材を食べ切り、スープをほんの少しだけ残し「ごちそうさまです」。
そういえば、せっかく品数豊富な食堂を見つけたのに、餃子に広東麺と、中華食堂系の料理しか食べていないので、
次回は中華以外のメニューを頼もうと、早くも再訪を決意した私であった。
数日後、立川競輪場の左脇の道を通ってお店に向かう。しばらくすると、お店のノボリが見えてくるはずだが、
なんと「本日貸切」! 臨時休業に出くわすのは慣れっこなので(泣)、前回撮れなかった、お店の看板(?)を撮影。
ネットでは「喜楽」と表記されているが、喜の字は「七3つ」が正しいようだ。
今回のブログタイトルの意味も、これでわかっていただけたであろう。しょーもなくてスマン。
日を改めて再訪し、またまた瓶ビールと、ツマミとして「スタミナ焼」600円を注文。定食だと780円だったかな。
豚肉、玉ネギ、ニラを、ニンニク風味の甘辛タレで炒める、食べる前からウマいのがわかる料理。
案の定ビールがすすみ、すぐに「ウーロンハイ」430円に変更。定食ならば、ライスをお替わりするハメになりそうだ。
さっきの写真ではわかりづらいが、結構量も多く、ウーハイも2杯目に突入した頃、ようやくスタミナ焼きを食べ終えた。
最近はすぐ満腹になってしまうので、シメの食事を選択。この日は食堂メニューの代名詞ともいえる「かつ丼」950円にした。
これは横からのアングルと、飲みかけのウーハイ。一般的なお店より丼が大きい。
とんかつの厚さは普通。さっきの写真では隠れていたお新香も再掲載。
かつで残ったウーハイを飲み干し、豆腐とお揚げの入った味噌汁と交互に、かつ丼をガツガツ食べ進める。
半生部分が残っていた玉子が、余熱でほどよい半熟になり、実においしい。
意外とツユだくだったので、最後はお茶漬けのようにズズっとすすった…それはオーバーか。
3度目の訪問では、瓶ビールと「豚キムチ」580円を注文。炒飯に使うような八角形のお皿で出てきた。
自家製なのかは不明だが、キムチには大根らしきモノが混ざっていたりして、かなり独特。
辛味と酸味と旨味が一体となって攻めてくる、ビール泥棒なおつまみである。
私は夜の時間帯しか訪問したことがなく、飲み客を大勢見かけるのだが、
喜楽さんの「つまみ人気トップ3」は、スタミナ焼と豚キムチ、あとは私が未食の「ホルモン」480円かと思われる。
もう一品、「コロッケ」380円か「シューマイ」450円でも頼もうかと思ったけれど、
この日のシメは、久々にダブル炭水化物を頼むつもりだったので、自粛しておいた。
そのダブル炭水化物とは、西国分寺『ホーライ』のセットのようなデカ盛りではなく、
※ホーライの「油そば+スタミナ丼セット」。これでもスタミナ丼はハーフサイズ
「ワンタン麺」750円と、食堂メニューにはありそうでない気がする、「おにぎり さけ」150円を選択。
おにぎりならば量も少なく、「糖質を減らせ」とうるさい医師も許してくれるはずだが…
さきほどの広東麺では紹介し忘れたが、麺類の丼も普通の店より明らかに大きいので、やっぱり怒られるかな(苦笑)。
そもそも、最近のラーメン専門店って、丼が小さくないか? 特に意識高い系の店。
喜楽さんのワンタンメンは、量が多いだけでなく味もイイ。
無駄な油や肉臭さなど皆無な、懐かしいタイプの醤油スープに、広東麺と同じ細い麺が泳ぐ。
具材はチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔、ネギのオーソドックス5種に、雲吞が確か計8個。
さっき書いたように、雲吞は直前に仕込むため、すべてにお肉が詰まった非昭和タイプ。 ※肉ナシ=昭和は個人の見解です
鮭のおにぎりも握り立てで、温かくて口内でホロっと崩れる柔らかさ。
もう何年も食べてないので定かではないが、コンビニの固く冷たいおにぎりとは比べ物にならない。
正当派の醤油ラーメンは、ライスとはあまり合わない気がするけど、塩気のあるおにぎりとは相性バッチリ。
さすがに満腹になったが、今回もスープを少しだけ残し、他は全部たいらげた。
散々飲み喰いして、もう少しだけ食べたいけど、ラーメンやかつ丼はキツイ…という方にも、おにぎりはオススメだ。
こちらのお店に3度訪問したが、旦那さんは厨房でずっと調理と作業をしているため、話したことはない。
接客担当のお母さんも、調理補助で厨房にいることが多く、注文と会計以外の会話はほとんどしたことないが、
帰り際には「雨が降りそうなのでお気をつけて」などと、声をかけてくれる。
先日、お店の営業時間をたずね、ついでにいつ創業したのかを質問してみたところ、
「今年で65年くらいかしら」とのこと。65年前だと、1957(昭和32)年!
おふたりはまだ若いので二代目だろうし、店舗も何度か改装したのか、古さを感じないけど、そんな老舗だったとは…。
以前紹介した、ご近所のたこ焼き店『高橋』も今年で61年目だそうだが、どちらのお店も、
駅からやや離れた、あまり目立たない住宅街で、60年以上も営業を続けるなんてスゴイことだよ。
「タンメン」や「ホルモン」など、まだまだ食べたいメニューはあるし、喜楽さんには今後も絶対通う。
競輪場のそばに、こんな素晴らしい食堂があったこと自体が、私にはうれしい。
喜楽(㐂楽)
東京都立川市高松町2-34-8
JR立川駅から徒歩約18分 立川競輪場北門からは徒歩約80秒
営業時間11~13時、17~22時 ※13時と22時がラストオーダー
定休日 水曜