syuの日記・気まま旅

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軽井沢 三五荘

2012-12-04 | 気まま旅

長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1052-73にある建造物。木造2階建、茅葺、建築面積252㎡、地下室付1棟

美術作品を展示する本館と、山梨県塩山市から移築した古民家、三五荘(国登録有形文化財)を公開した資料館からなる。
本館2階では近代の絵画、彫刻や、古美術など25点ほどが鑑賞できる。

  
三五荘からゴルフが出来る。

庭園の散策 紅葉がすばらしい。



説明によると、この三五荘は、山梨県塩山市で江戸時代末期に建てられた民家を、1935年にある関西財界のリーダーが私財を投じて購入、
軽井沢に移築したもの。三五荘はこの移築の年1935に因んで命名された。
 
まず、外から見て、屋根が珍しい形だなというような印象、この建物の建築的な価値などまったく判らないが、入り口で靴をぬいで、中に入ってみて、
その家屋の内側のただずまいのもつなんとも云えない品性、静寂に打たれた。

一般に公開参観が許されている建物は、全国どこに行っても似たようなものに思えていたが、この三五荘に入った時には、説明が難しい特別な感慨をおぼえた。

三五荘は、素朴だがなんとも云えない木造建築の品格が私を惹きつける。さらに案内の女性の説明で、この三五荘には、戦前、戦中、戦後にわたって
当時わが国の政治や経済のリーダーたちが招かれて滞在したということ、中には原節子のサインも。今の若い人にとっては遠い過去の人に過ぎない人たちも、
私たち年配のものにとっては記憶にある人たち。

この三五荘には南ケ丘美術館が隣接しており、そこには数は多くはないが、訪れた人の好きな作者たちの作品が、美味しいアラカルトのよう。

現在の所有者の「中央工学校」によって運営されている。

なお、これらの二つの建物を取り巻く緑の美しい広いキャンパスの散策も、軽井沢の自然を満喫させてくれる。
軽井沢はうるさくてとか、もう若者のまちになってしまった、と嘆き、敬遠される方は、ゆっくりと時間をかけて、この三五荘を訪ねることをお奨めしたい。

また三五荘も美術館も係りの方たちは、訪れる人を暖かく迎えます。電話番号0267-42-4884。

建物の欄間に使われている樹木。

木の火鉢

囲炉裏にかかるさかなの彫り物

軽井沢彫りのベッド

二階の客間


アウトレットで買い物をし美味しい蕎麦を食べて軽井沢は終わりです。