素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

『毎日が発見』3月号より①

2010年03月17日 | 日記
 ジムへの道も春の訪れを告げる花が咲き始めた。今一番目立つのが、ユキヤナギとレンギョウのコンビ。白と黄の絶妙の取り合わせだと思う。
 


 ジムでは、アークトレーナーでステップ運動をしている間、雑誌や本を読むことにしている。今日は『毎日が発見』3月号を読むことにした。その中で、80歳になった加賀乙彦さんの仕事場に訪問しての取材記事が心に残った。

 先ず、ワープロを使っているというのが嬉しかった。「パソコンは機能が多すぎて使いづらい。執筆はもっぱらワープロです。ワープロ製造中止のニュースを聞いて、秋葉原に飛んでいって同じものを6台買いました。」というくだりには、たまらないほど親近感を覚えた。在職中は“手書き”と“ワープロ”で仕事を行い、今だに、文章を作るときはワープロを使っている。近所の電気屋さんに「まだありますかね?」と言いながら、カートリッジインクを注文しているので、私の顔を見るなり「まだ置いてますから」と言ってくれる。こうなれば、ワープロを最後の最後まで使い、見届けてやりたいという思いもある。

 次に、幸福についての話。「幸福を定義してはいけない。幸福とはこういうものと決めつけると、自分と比較して何かしらのマイナスを見つけてしまいがち。幸不幸は考え方次第。自分を客観視することで幸福になれる。」心に落ちた。

 最後に、脳を刺激するためにも初めてのことへの挑戦を勧めていること。《加賀さんは70歳を過ぎて韓国語を習い始め、数年前には能とオペラの台本執筆という初体験にも挑んだ。また、キリスト教の聖地を訪ねる旅を自ら企画するツアーも始めた。》とある。スケールは違うが、私も心がけ、実践している。

 この雑誌、定価680円だが、55歳になったらお勧めします。 
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