素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

京都・梅小路公園「朱雀の庭」春の和の花展へ

2013年05月04日 | 日記
 大阪市の長居植物園園長や各公園事務所長などを歴任されてきたHさんにいつも優待券をいただくようになったので春、秋の展示会は恒例となった。
 大型連休中の梅小路公園、混雑を覚悟していったが、思ったほどではなかった。京都水族館も以前来た時は長蛇の列であったが今日は待ち時間10分ほどで行列はなかった。オープンの熱はやや醒めた感じである。リピーター客を呼び込める魅力がどうかな?というところ。

 『春の和の花展』のテーマは「守ろう!古都の自然2013」の示す通り、身近な植物がいまや希少種になっている現状を訴えていた。河川改修による水辺環境の変化や、ライフスタイルの変化で山林や草地に人が入らなくなったことが大きな要因という。
今年は上賀茂神社の葵も展示されていた。そこで『葵プロジェクト』(←詳細はクリック)なるものを初めて知った。いただいたパンフレットにはこうある。

 葵という植物を見たことがありますか。
 かつては、身近にあった多年草です。

 はるか昔、葵は「あ・ふ・ひ」と書かれていました。

 「ひ」とは、神や生命力を表す言葉。
 「ひ」にめぐりあい、豊かな国になることを願う心、
 葵はその象徴なのです。

 私達は葵の再生をめざし、活動を始めました。
 世代を超え多くの人たちが力を合わせ、
 昔のように葵が自生する森を甦らせようとしています。

 その過程で文化や歴史を学び、
 人として大切なものはなにかを考えています。


 伊勢神宮の遷宮にともなう茅の確保へのプロジェクトのことや第二名神工事にともなう鵜殿の葦の保全問題のことを同時に思った。


春の和の花展より
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