素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「山の日」できるかな?

2013年05月09日 | 日記
 海の記念日は、1876年(明治9年)、明治天皇の東北地方巡幸の際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、7月20日に横浜港に帰着したことにちなみ、1941年(昭和16年)に逓信大臣村田省蔵の提唱により制定された。

 そして1995年(㍻7年)に国民の祝日として制定され翌年より施行された。7月20日は夏休み前の微妙な頃で、現場にいた頃は迷惑な祝日という思いが強かった。2003年(㍻15年)に祝日法改正(ハッピーマンデー制度)があり、7月の第3月曜日となった。このハッピーマンデー制度は授業時間数の均等を保障するうえではとても迷惑な改正であった。

 趣旨としては「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことになっている。しかし、海のない県(内陸県)である奈良県では条例で、7月の第3月曜日を『奈良県山の日・川の日』と定めているようだ。日本の歴史をひも解けば『海』が重要な位置を占めていることはまちがいない。しかし、日本の精神性の柱としての『山』の存在も同じぐらい重要であることは疑う余地のないことである。

 今、「山の日」を作ろうという運動が盛り上がっているみたいだ。4月29日の余禄によれば、日本山岳会が中心で、谷垣法相を顧問とする超党派の応援議連も発足しているという。6月の第1日曜が候補みたいである。これは「山開き」との関連かと思う。古くは卯月8日に山に登り、山の神を拝むという風習があったみたいだが、現在は富士山を始め7月1日が多いみたいである。長野・上高地のウェストン祭が6月第1日曜日にあることが大きな理由かなと推測した。6月には祝日がないからちょうどいいという現実的な面もある。

 富士山が世界遺産に登録されることで「山の日」制定の気運はぐっと上がるように思う。

 私の希望は、ハッピーマンデーは無視したいのと山・川・海は三位一体であるので「山」→三、「川」→水にかけて6月の第3水曜日である。

 いずれにしても「山の日」はあってもいいと思う。となるととってつけたみたいな祝日「みどりの日」の存在って?と考える。いっそ「ゴールデンの日」とでも改名したら?
コメント
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