素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今、家庭訪問期間中

2013年05月08日 | 日記
 連休明けからリクルートスーツ姿の若者が自転車やバイクに乗ってる姿を町内で見かけるようになった。先日はあせった様子で道を尋ねられた。「家庭訪問なんや」となつかしく思った。この地区は高低差が半端ではないので回り方を間違えると坂道を上ったり下ったりの繰り返しとなりスタミナと時間のロスが予想以上となる。道を尋ねた彼も消耗していた。思わず「ご苦労さん頑張ってください」と声をかけてしまった。

 今日は今日で夕方チャイムが鳴ったので出ると裏の家と間違えた若い女教師が表札の名前を見ておたおたしていた。1-7と1-17を見間違えチャイムを押した後に表札を確認して間違いに気がついたみたいだが、私の姿を見て逃げ腰になった。「すみません すみません」を連発するので「そんなに怖いか?」と尋ねたくなった。話には聞いているが、現場は若返っているということを実感できた。

 家庭訪問は苦行ではあるが得ることも多い。校区を歩くことから理解は始まる。

 教え子からまた「テレビに少し出るので」とメールが届いた。今度は関西テレビの「よ~いドン」の中の‟思い出ごはん”のコーナーでの再現ドラマ。セリフなしの客とセリフがひとつの母親役ということだった。数秒のカットなので見逃さないようにするのは宝物探しみたいな緊張感がある。当人はもっとセリフのあるしっかりとした役を演じたいだろうし、私も望んではいるが、これはこれで私にとっては別の楽しみ方ができる。
   おかげで佐伯チズという素敵なひとを知った。
コメント
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