雲分けて 昇る日の出の御光に 明そめにける天が下 戊犬の年始め 宣りに伝える九十〇(言霊)は 海の御中の塩土(水火土)の 翁が伝う神示なり 天の御陰を豊受けて 天地弥栄祈るべし 世界平和を祈るべし 人の世は荒(すさ)べども 神の奇路(くしろ)は弥栄に 奇しき光を発するなり 神の光は天空に 虹の如くに立ち上がり 光の籠を編みなして 日の本の国をすっぽりと 覆いて守りあると知れ 是神の代に豊宇氣が 輝く鳥の籠のごと 天降りたと伝えあり 光の籠を編む神は 白山菊理比咩の神 火水からみて編みなして 虹の如くに輝ける 籠に守られてある事を 人民知らず荒ぶりて 悪事は絶へぬ世なれども 善人悪人皆共に 生かしてあるのは虹の籠 光の籠の守護なるぞ 籠は加護に通ずるなり 神の加護ありてこそ 人世の縁も保たれて 世の営みも成るものぞ 眼(まなこ)を開けよ人民よ 目先の損得自我や欲 迷いの渕にさまようは 亡びの道と覚るべし 御魂の眼(まなこ)うち開き 光の籠の守護のもと 御魂はそれぞれ異なりて 人それぞれに道あれど 御魂の授けし使命をば 果たして皆が和となりて 美(うま)し御国を開くべし 荒れる世界の桃太郎 猿雉子犬を引きつれて 鬼退治おばなすという 御伽噺は今の事
この戌の年終わりとし 終わりは始めの神四九三 新しき世の丐(あたえ)おば 踏み出す戌の年なるぞ 真名井ヶ原に新しき 御世の型をば弥仙山 弥山御山の頂きに 日の出の神は立ちまして 世界の闇をうち払う 天照国照御光りを 発する様ぞ十十(とうと)けれ 封じられた神々の 岩戸は開きも進みゆき 神の御光の弥栄に 虹の光の神の籠 弥益々に輝きて 世界を救う日も来る 誠をもちて神業や 日々の祈りを勤むべし 姿見せねど神々は 誠の人を引き上げて 御魂の花をさかせむと 開耶(さくや)木の花勇むなり 新しき年の光さす 戌の御年の筆始め 水戸の神も共にして 翁が守る真名井原 天地に掛かる浮橋の 九四き四九三を開きゆく 天之橋立真名井原 籠宮こそが輝ける 光の籠の元と知れ 嗚呼神の代の御四九三が 今に現れる貴きよ。
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