もう寒の入りで、お年賀の時期は終わったのですが、今年初めての記事なので、やはり明けましておめでとうございます、と申し上げておきたいと思います。
今年はどんな年になるのでしょうか。多くの論者が世界はこれから「流動化の時代」になると予想していますが、確かにそうでしょう。
その大きなきっかけの一つは、昨年のアメリカ大統領選での大方の予想を裏切った大番狂わせです。
それは、予備選での社会民主主義者であることを明言したサンダースの健闘とも対応した、現状への大きな不満から来た、何であれ「変化」を求める声の現われだと解釈できそうです。
確かに間違いなくそれぞれの国も世界全体も大きな変化が必要な時代だと考えられますが、言うまでもなく変化すればいいわけではありません。
今必要なのは、国と世界の新しくよりよい秩序に向けた変化、すなわちエコロジカルに持続可能な互恵的福祉社会・世界に向けた変化である、と私たちは考えています。
世界も日本も、当面、それとは違った方向に向かっているようですが、宇宙は、時には紆余曲折、逆行するように見えて、長い期間で見れば、結局成るべきように成っていく・意志を貫徹するものです。
当面しばらくどうなるかよりも、結局どう成るべきか―どうするべきかのほうに、私たちの関心の焦点はあります。
私たちは、これまでしっかり宇宙進化の方向について学んできたのですから、今年も、当面の状況に振り回されて、役に立たない過剰な不安に陥ったり、逆に安易で短期的な期待をすることのないよう用心しながら、しっかりとした方向性を見据えて有効性のある心配(心配りと対処)をしていきましょう。