お知らせが少し遅くなりましたが、『サングラハ』第171号が出ました。
内容目次と概要は以下のとおりです。講読ご希望の方はサングラハ教育・心理研究所のHPのフォームからお申込みください。
目 次
■ 近況と所感 …………………………………………………………… 2
■ 六波羅蜜を学ぶ(1)………………………………………岡野守也… 5
■ コスモロジー心理学入門(7) ……………………………岡野守也… 20
■ 痴呆、認知症そして老耄(認知障) (3)………………… 大井玄……28
■ 仏弟子たちのことば(3) …………………………………羽矢辰夫… 41
■ 名作再訪『自我と無我』(3)……………………………… 増田満…… 43
■ 講座・研究所案内 ……………………………………………………… 51
■ 私の名詩選(70) 万葉集川と水の名歌 ………………………………… 52
編集後記
長期化が不可避な新型コロナウィルスの難題は、「近況と所感」のとおり、コスモスの視点で言えばまさに人類に与えられた「公案」のようです。
さて、今号より主幹の新連載として、『唯識三十頌』では語られていなかった六波羅蜜論が始まりました。この大乗の修行の視点からすれば、確かにどんな困難にも積極的に耐えられそうです。
コスモロジー心理学入門では、これまで取り上げた主要学説が裏付けるコスモロジー的「創世記」、すなわち一つの宇宙エネルギーの進化史という、人類が共有できる新たな「⼤きな物語」が語られています。
⼤井先生の連載では、北欧ケアの成立とあまりに対照的なかつての日本のケア体制の貧困さ、特に精神科医療の姿が奇怪な程ですが、それは残念ながら現在に続く姿でもあります。
羽矢先生の連載では、最初の仏弟子の一人・アッサジの謙虚さが印象的です。
増田さんの名作再訪では、主幹による『自我と無我』の最終回、ウィルバー・コスモロジーと、全体の結論についてです。
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