里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ツルドクダミ 松島丘陵の崖地

2017-09-29 | 日記
東松島市上下堤地区の集落道を歩いていると、丘陵の崖地からたくさんのつる が垂れ下がっています。よく見ると、その殆どに花房が付いていますが、まだ小さな ツボミの状態ですから、花の盛りは二週間後くらいでしょうか。 葉は以前観察したオオツルイタドリに似ていますが、花期が違いますから別の種と 思われます。あちらは、9月下旬には既に果実になっていましたからね。 そうすると、同じタデ科のつる植物の中から、似 . . . 本文を読む

アカメガシワ 房状の実

2017-09-29 | 日記
松島町手樽地区、丘陵地の狭間の水田の奥に溜池があって、その土手上を歩い ていると、山側斜面の木に何かの実がたくさん生っているのが見えます。 樹下まで歩み寄って観察すると、葉が大きいのでアカメガシワでしょうね。 落ちていた鉤形の枝を使って、手近な枝を引き寄せると、幾つかの実がはじけて いて、中の黒い種子が顔を覗かせていました。                         二枚とも2017 . . . 本文を読む

アブラガヤ 耕作放棄田

2017-09-28 | 日記
松島町手樽地区、丘陵地の狭間の奥には、葦原と化した耕作放棄田が続いていて、そこに葦と競合するかのように、茶褐色の果穂を付けたアブラガヤが群生していました。果実が茶褐色に変わっているのは、既に成熟しているからでしょう。アブラガヤを漢字表記すると「油茅」となり、果穂の色が茶褐色の油色をしていることと、油臭い臭いがするところから名付けられたようです。                        二枚と . . . 本文を読む

シロバナサクラタデの群生地

2017-09-27 | 日記
松島町手樽地区、丘陵地の狭間にある耕作放棄地の一角に、白い花穂を付けた 植物が群生しています。あぜ道を伝って近づくと、タデの仲間のようですが、初めて 見る植物です。どことなくサクラタデに似ているものの、あちらは花色が淡紅色ですし、 一つひとつの花がもっと大きいですから、別物でしょう。 うろ覚えですが、シロバナサクラタデという種があったような ?                       . . . 本文を読む

コナギ 松島の湿田

2017-09-26 | 日記
松島町手樽地区、丘陵地の狭間には水田が拓かれていますが、奥に行くに従って 休耕田や耕作放棄田が多くなっていきます。 丘陵地の狭間にありますから水田の水はけが悪く、既に用水は止められているのに、 田んぼは湿ったままですから、湿田と言って良いでしょう。 そんな湿田の縁や休耕田には、青いコナギの花が咲き始めていました。                         二枚とも2017.9.21撮 . . . 本文を読む