里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

マツブサの実 栗駒鳥沢の川縁

2019-10-31 | 日記
栗原市栗駒鳥沢地区北東部、小河川沿いの集落道を下っていると、川べりの立木につる植物が 絡んでいて、多くの枝葉を茂らせています。ここでは川が道路より2mほど低いところを流れて いるので、立木の枝に絡んだつる植物でも容易に観察できます。 よく見ると、つるにはブドウ状の実がたくさん生っていますが、ブドウの仲間にしては葉が小さ いので、マツブサでしょうか。観察すると葉の形もそのものですから、これはマツブ . . . 本文を読む

リンドウ 金成普賢堂の草藪

2019-10-30 | 日記
栗原市金成普賢堂地区北部、丘陵地の狭間の細い農道を上がって行くと、やがて山裾の細道に なります。道の東側にはヤナギやハンノキの若木の林がありますが、林床が平坦ですからかつ ては田んぼだったのでしょう。さらに行くと、西側が杉林になったあたりで、道下の草藪の中 に青い花が点々と見えます。歩み寄ると、淡い日ざしで開き始めたリンドウの花で、20mほど の範囲に12~13株が咲いています。      . . . 本文を読む

オオニガナ 耕作放棄田に進出

2019-10-28 | 日記
栗原市金成普賢堂地区北部、丘陵地の狭間の細い農道を上がって行くと、耕作放棄田に黄色い 花が幾つも咲いているのが見えます。この時季によく見る、ヤクシソウやアキノキリンソウとは 花の付き方が違いますね・・何の花でしょうか。 湿った草地に踏み込んで花を観察すると、春に咲くニガナの花によく似ていますが、季節が違い ますから別の種でしょう。                               . . . 本文を読む

ヤマノイモ 黄葉とムカゴ

2019-10-27 | 日記
栗原市金成普賢堂地区北部、丘陵地の狭間に耕作放棄田が続いていて、これに沿う細い農道を 上がって行くと、周辺の藪や立木につる植物が絡んでいて、その葉が鮮やかに黄葉しています。 これはヤマノイモでしょうか、葉が縦長の心形ですからね。 よく似たオニドコロの葉はもっと大きくて幅広ですし、それにムカゴが付かないので、これが 付いていればヤマノイモということになります。つるを目で追うと、黄葉の下の方にたくさ . . . 本文を読む

アメリカマルバアサガオの白花種

2019-10-26 | 日記
一関市藤沢町黄海地区南東部、丘陵上に広がる牧草地の中の道を歩いていると、路肩にたくさ んのワルナスビが生えていて、白い花を幾つも咲かせています。しばらく行くと、ワルナスビ の群落の中に、直径3~4cmの白花が5~6個咲いているのを見つけました。 丸くロート形に開いたアサガオ似の花ですが、ふつうのアサガオよりも花が一回り小さく、赤 紫色の斑が入っています。                   . . . 本文を読む