気仙沼市本吉町、沢沿いの山道を下って行くと、今年の2月下旬にフクジュソウの花を観察した場所近くを通りかかったので、ちょっと立ち寄ってみました。もちろん花は終わっていましたが、多くの株には金平糖状の実(集合果)が生っていました。
フクジュソウもカタクリやホトケノザと同じく、アリ散布植物として知られています。集合果の直径は10~12mmほど、一つ一つの実は痩果で、仮種皮の部分にエライオソーム成分が含 . . . 本文を読む
南三陸町西部、山間の農道から分かれて、細道が窪地の奥の方へ上がっています。これを辿ると、道脇や林床から山裾にかけて、たくさんのスイセンらしき根生葉が伸び始めています。ただ、スイセンなら日当たりの良い場所に生えるのですが、ここでは樹木周りや山蔭にもたくさん生えています。スイセンではないのかも知れません。
よく見ると葉がスイセンより厚めで、群生状態も違いますね。スイセンは球根でしか増えませんから親株 . . . 本文を読む
南三陸町西部、山間の農道を上がって行くと、農道擁壁の水抜き穴に何かの植物が生えていて、小さな花が幾つか咲いているように見えます。歩み寄って確認すると、ホトケノザの花ですね。3月に入ってから寒い日が続いたためか、農道を歩いてもホトケノザは殆ど咲いていないのですが、ここでは日差しの他にも擁壁からの反射光が当たるため、幾分早めに咲くのでしょう。
さて、擁壁の小さな水抜き穴に、どうやって種が入り込めたの . . . 本文を読む
南三陸町西部、小沢に並行する林道を上がって行くと、小広い草地のような場所があり、そこに何か動物が二匹いるような ? 静かに5mほど近づいて観察すると、体が暗褐色で尻尾が太いのでタヌキのようです。ここで1枚撮影し、さらに近づいて撮ろうとしたら杉林の木陰から出て目立つため、木陰内でもう1枚撮影します。もっと近づこうと数歩進むとタヌキに気づかれてしまい、竹藪に逃げられてしまいました。
タヌキは夜行性の . . . 本文を読む
登米市津山町、丘陵地の麓に水路が流れていて、その脇に小さな畑が何枚かあります。何かの根生葉が生えていないか探すと、水路際に直径7~8cmの丸葉の根生葉が数株生えています。葉質はやや厚く、ちりめん状の皺があるので、タチアオイの根生葉でしょうか。帰宅後、ネット記事でタチアオイを検索し、根生葉の写真を探すと、私の写真の根生葉によく似た写真があったので、タチアオイの根生葉で間違いないでしょう。
タチアオ . . . 本文を読む