登米市津山町、河川堤防上から河川敷の方へ下り始めると、枯れ色の花穂が5~10本とまとまって生えています。オニノヤガラという寄生植物に似ていますが、他にも仲間があるようなので慎重に同定しなければなりません。先ずは枯れる前の花を探してみましょう。堤防を下りながら探しますが、全ての花穂が枯れ上がっていて花は見つかりません。
下りきった後は先の方へ登り返し、登り切ってから堤防上を探していると、一本だけ花 . . . 本文を読む
南三陸町西部、山中での踏査を終えて小河川沿いの集落道を下って行くと、対岸にたくさんの白い花を付けた低木が、二ケ所に茂っています。よく見ると赤い花も混じっているような ? 下手に橋があって対岸に渡れるようなので、傍まで行って観察すると、沿岸部で稀に見られるハコネウツギですね。
咲き始めは白花で、日数が経つと赤く変化するようですが、この株は赤くなると傷み始めるようで、ほとんどの赤花が萎れかけていまし . . . 本文を読む
南三陸町西部、沢沿いの林道を上がって行くと岩壁下を通るようになります。沢沿いで空中湿度が高いためか、岩壁には数種類の羊歯植物が着生していて、株数は少ないながらノキシノブも以前から散生していました。
岩壁下の林道に差し掛かると、周囲が意外に明るいのに気付きました。以前は薄暗い場所でしたが、あたりを見渡すと対岸の杉林が伐採されていて、それで木漏れ日が入るようになったようです。かなり明るくなったことか . . . 本文を読む
南三陸町西部、沢沿いの林道をしばらく上がって行くと、伐採跡地があって灌木や背高な夏草が茂っています。灌木の丈が2mほどありますから、伐後6~7年経っていると思われます。そんな伐採跡地にはトゲの生えた木が多く、それらの中にはクマイチゴもけっこう茂っていて、まだ青いながらたくさんの実を付けています。
これらの実が赤く熟すのは、早いもので10日、平均的には2週間後くらいでしょう。仲間のニガイチゴはけっ . . . 本文を読む
一関市弥栄地区、丘陵地中腹の集落道を下って行くと、道路の谷側から立ち上がったクワの木にたくさんの実が生っていて、一部は黒紫色に熟しています。この木は養蚕用に植栽されたもので、葉表にやや光沢があり質も厚そうです。
実は大きめで、長さは2cm以上ありそうです。何個か摘み取って食べると、甘くジューシーで子供の頃に山の桑畑で食べたのを思い出します。でも今、ここで食べるのはヒヨドリやカラスなどの野鳥だけか . . . 本文を読む