里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

シラカシのドングリ 高生垣

2024-10-30 | 日記
一関市藤沢町、集落背後の台地上に数棟の牛舎があり、その外周にシラカシが植えられて高生垣をなしています。高生垣沿いを歩いて行くと、何本かのシラカシにドングリが生っているものの、ドングリの数はごく少数です。シラカシも前述のクヌギ同様に、今年は不成り(凶作)年なのでしょう。 シラカシのドングリはコナラやクヌギのドングリと同じく、縄文時代においては重要な食糧の一つでした。アクが強くそのままでは食べられま . . . 本文を読む

クヌギのドングリ 本吉町

2024-10-27 | 日記
気仙沼市本吉町、民家が点在する集落上手の道を上がって行くと、段丘上に畑地があっておばあさんが草むしりをしています。今年の春にこの道を歩いた際に、畑の真ん中辺りにツルボが群生していたのを思い出し、おばあさんにそのことを伺ったのですが、全くご存じないとのことでした。 この日はドングリ類も探していたので、それらの木がないか伺うと「クヌギの木がその先の道路際にあるんだけど、今年は殆ど成っていないよ。コナ . . . 本文を読む

カツラの黄葉 藤沢町の渓畔

2024-10-24 | 日記
一関市藤沢町、山間集落の上手に沢を渡る橋があり、そのたもとにカツラの木が茂っています。かつては大木が聳えていたのでしょうが、それが朽ちたのか周りには4~5本の若い幹が立ち上がっています。カツラの黄葉~落葉は他の樹種よりも早いことを把握していたので、10月中旬を過ぎた今、黄葉の盛りを撮るべく訪れてみました。見上げるカツラはきれいに黄葉していましたが、すでに2割くらいは落葉して周囲の道路や草地に散り敷 . . . 本文を読む

オシロイシメジ 山の車道脇

2024-10-23 | 日記
登米市東和町で10月6日に観察したキノコですが、図鑑で調べても素性が判らずにしばらく放置していたものです。時間にゆとりができたのでキノコ図鑑で調べ直し、オシロイシメジと同定できたので記事にした次第。 登米市東和町、細い車道を集落方向へ下って行くと、道路南側の路肩に白い傘のキノコが6~7本生えています。1本抜き取ってみると、柄がしっかり充実していて変なツバやつぼがないので、シメジの仲間でしょうか。 . . . 本文を読む

ホウキギク 北アメリカ原産

2024-10-20 | 日記
石巻市大川地区、河口近くの嵩上げ地の農道を行くと、道脇の草地に淡紫色の小花が群れ咲いています。大きな株は丈が60~80cmあり、痩せた株では20~30cmしかありませんが、花数はとても多く、大株では400~500はありそうです。ただ花は小さく直径5mmほどしかありませんが、花のつくりからキク科の植物と思われます。この辺りは海風が強いためか、殆どの株が内陸側へ大きく傾いていて、中にはつる草が絡んで倒 . . . 本文を読む