登米市登米町日根牛地区北部、沢に沿った林道を緩やかに上がって行くと、沢沿いや斜面に杉林が続いています。あちこちと木漏れ日が差しているのは、程よく間伐されているからでしょう。林道脇や林床には、様々な野草が生い茂っています。
そんな林道沿いに生えていたのがフジカンゾウですが、残念ながら花は殆ど終わっていて、豆になっていました。花を観察するには、10日ほど遅かったようです。莢の形はあるものの、まだ中の . . . 本文を読む
南相馬市鹿島区北海老地区南部、丘陵地の麓に大きな溜池があり、その土手を上がって行くと、セイタカアワダチソウやヨモギを中心とした草叢の中に、たくさんの暗紅紫色の花穂が見えます。ワレモコウの花で、これだけ密集して咲いているのは初めて見ました。もう秋の花の季節なんですね。
ワレモコウは、稀少なヒョウモンチョウやゴマシジミの食草とされます。成虫はワレモコウの花の蜜を吸い、花穂に産卵します。幼虫は花穂の中 . . . 本文を読む
南相馬市鹿島区北海老地区南部、丘陵地の麓の農道を歩いていると、所々に淡紅色の花が咲いています。初めはアカバナの花かと思ったのですが、よく見るとアカバナよりは花がやや大きいようですし、茎や枝の付き方が違うような ?たぶん・・外来種のユウゲショウの花でしょう。以前町内の散歩で見たことがありますが、その時の花よりは一回り小さく、いかにも在来の野草のような風情で、農道路肩や山裾の草地に数本が寄り添うかのよ . . . 本文を読む
南相馬市鹿島区南海老地区北東部、海に面した低い丘陵上の道路を北へ歩いて行くと、道路脇の草地にたくさんの白い花が咲いています。草丈は70~80cmほど、変則的な配置の四弁花で、雄しべが長く突き出ています。たぶん、外来の園芸種が野に逸出したのでしょう。たくさんのツボミが付いていますから、長い期間咲き続けるものと推測されます。
奥の草地は刈り払われて、黒松の苗木が広い範囲に植えられています。大津波で流 . . . 本文を読む
一関市花泉町永井地区東部、丘陵上の農道を東の方へ歩いて行くと、脇の水田の隅や縁にフトイのような植物が茂っています。いわゆる田んぼの雑草ですね。畳表として用いられるイグサよりは茎(桿)が太く、直径3mmくらいはありそうです。ただ、フトイのように背高く伸びることはなく、低位置でゴチャゴチャしている印象です。たぶん・・カヤツリグサ科のフトイの仲間でしょう。
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