松島町北部、丘陵下の農道を巡っていると、篠竹の藪の中に葉の大きな小木が2本生えているのが見えます。ビワの葉のように見えますが、篠竹が邪魔してしっかりとは観察できません。リュックの中から剪定ハサミを取り出して、周りの篠竹を除いてから確認すると、ビワの木に違いはないのですが、小ぶりなので実生から4~5年でしょうか。
二枚 . . . 本文を読む
石巻市北村地区、丘陵地の集落道をゆるやかに上がって行くと、南向きの道路法面に黄色い花が咲き始めています。花茎を立てて花を付け始めた株が7~8株あって、その草姿や花色から、たぶんアブラナ科の植物でしょう。法面を上がって確認すると花はまだ半開ですが、4弁花ですからアブラナ科の植物で間違いないでしょう。よく見るアブラナに比べて、花茎が太く花数も多いですね。
アブラナとかダイコン類の根生葉は羽状複葉なの . . . 本文を読む
石巻市北村地区、丘陵地の集落道をゆるやかに上がって行くと、道路近くの杉林に常緑広葉樹が混じっているのが見えます。寄り道して確認すると、よく見かけるシラカシよりも葉が大きいので、アカガシかも知れません。帰宅後に樹木図鑑と見比べてみましょう。
二枚とも2024.1.18撮影
樹木図鑑によるとアカガシの葉は長さが10cm . . . 本文を読む
東松島市鳴瀬地区、丘陵沿いの農道をゆるやかに下って行くと、斜面下の低い崖に、葉に光沢のあるヤブソテツがあちこちと散生しています。生えている場所は北向きの崖地ですが、樹木に覆われていないので明るめの日陰ですね。これは7~8年前に雄勝地区で観察したテリハヤブソテツですね。
宮城県北の私が踏査しているエリアでは、テリハヤブソテツは海岸寄りのやや湿り気のある斜面や崖地に生えていますが、どちらかと言えば希 . . . 本文を読む
東松島市鳴瀬地区、丘陵の麓に沿って水路が流れていて、その周囲は帯状に刈払いされています。これをゆるやかに上がって行くと、暗紫色に紅葉した葉が厳寒期の今も落ちずに残されています。歩み寄って観察すると、つる植物のセンニンソウの葉のようです。
お盆過ぎに草を刈ると、ひこばえのように新しい芽が伸びてきて、その葉は寒さに強くてなかなか枯れません。そもそもセンニンソウは寒さに強く、初冬の頃に林縁を歩くと、緑 . . . 本文を読む