大和町吉田地区西部、なだらかな山地の細道を上がっていくと、道路わきの低木に青い実が
鈴生りに生っています。これはキブシの実で、秋になると黄褐色に熟します。
少し湿り気のある半日陰に茂っていて、雌雄異株ですから雌株にのみ実が生ります。
三枚とも2019.7.24撮影
キブシは2019年の4月に観察して、記事をアップしています。
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大和町吉田地区西部、なだらかな伐採跡地の麓に湿地が広がっていて、そこに白~淡紅色の花穂がたくさん立っています。花を撮影すべく湿地の中に踏み込むと、何かが掘り返したような跡が無数にあって、そこに水が溜まっているので歩きにくいこと甚だしい。これはイノシシが餌を探して掘り返した跡でしょう。場所は少し離れていますが、親子4頭がそろって歩いているのを目撃しています。イノシシの掘り跡に閉口しながらも、花が群れ . . . 本文を読む
散歩で水路沿いや農道を歩くと、ヤブカンゾウの橙赤色の花を見かける季節になりましたが、
このあたりでは同じ仲間のノカンゾウの花を見たことがないのです。植物図鑑には、水路沿い
や溜池の土手などの湿った場所に生えているとなっているのですが・・
平野部に生えていないのなら、山間の湿地なら見られるかも知れません。そこで大和町吉田地
区の山間部に、小湿地が点在するエリアがあるので、ノカンゾウを求めて踏査してみ . . . 本文を読む
登米市東和町米川地区東部、山地の中腹に開削された林道を上がって行くと、小さな沢が
あって、その東向きの斜面の藪に、何かの白い花が点々と咲いています。
歩み寄って観察すると、つる植物のイケマの花ですね。
3~4年前、栗原市の林道法面で観察したことがあるものの、それ以来全く出合えなかった
植物なので、低山ではかなり希少な種と思われます。
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登米市東和町米川地区東部、沢沿いの林道を下っていくと、間伐された杉林があって、その林
床や林道脇の草むらに、整った草姿の羊歯が群生しています。ざっと見ると二週間前に観察し
たミゾシダに似ていますが、こちらの方が大振りですし、葉の表面に光沢がありません。
羽片や裂片の縁が裏側へ巻くこともないので、別の種なのでしょう。
二枚とも2019 . . . 本文を読む