大崎市鹿島台西部の、丘陵地中腹の農道で見かけた、ケキツネノボタンのロゼット葉です。
初めはキツネノボタンかと思っていましたが、拡大写真で見ると葉柄にたくさんの毛が生え
ていますから、ケキツネノボタンでしょうね。
湿り気のある農地法面とか、杉林際の半日陰の草地など、あちこちに生えています。
二枚とも2017.3.25撮影
春先のロゼ . . . 本文を読む
大崎市鹿島台西部の丘陵地、麓の集落道を歩いていると、道路脇の篠竹の藪に
常緑のつる植物が絡み付いているのを見つけました。
幸いなことに、すぐ道路際の篠竹にもつるが伸びていたので、葉を間近で撮影できました。
私にとっては初めて見る葉ですね、何でしょう ?
宮城県内に自生するつる植物で、常緑なのは数えるほどしかありません。
テイカカズラ、キヅタ、ツルマサキくらいでしょうか。
ムベとかサネカズラなども . . . 本文を読む
栗原市栗駒の鳥沢地区を流れる綱木川の上流部では、山の南~南東斜面の伐採跡地にスギやヒバが植林されていて、その外周を巡るように林道が開削されています。昨年の秋にその林道を踏査した際、細長い葉のスミレがたくさん生えていたので、その種が何なのか、ずっと気になっていました。4月に入りスミレが咲き始めたので、それを調べるべく再訪しました。 二枚とも20 . . . 本文を読む
栗原市栗駒の鳥沢地区を流れる綱木川の上流部、川と平行する林道を上がって
行くと、林道下に6~7枚の耕作放棄された田畑が広がっている。
漫然と田畑や山林を眺めていたら、視界の隅で何かが動いた。
視線を走らすと、カモシカがこちらを振り向いているではないか。
距離は15~20m、カモシカは逃げないで興味深そうに私を見つめている。
ゆっくりと、ウエストバッグからカメラを取り出しても逃げない。
カメラを構え . . . 本文を読む
大崎地方東部の涌谷町、箟岳丘陵がゆったりと横たわるような形で東西に延びており、その麓を歩き回って山野草の花を探してみました。南麓には軟らかい凝灰岩質の地層が広がっていて、浸食されやすい地質のため、鋸の歯のような形で浅い谷が幾つか続いています。このような地形を関東では谷戸(やと)と言っていますが、県北では「いりっこ」と呼ぶようで、古老方の会話がおぼろながら耳に残っています。小さな谷戸にも四五軒の農家 . . . 本文を読む