里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ニガイチゴ クマの好物

2024-06-28 | 日記
一関市萩荘地区、山中の送電線巡視路を上がって行くと、鉄塔近くの伐採跡地にニガイチゴが群生していて、たくさんの赤い実が生っています。大き目の実を5~6個摘み取って食べてみると、完熟していて甘く、酸っぱさはほとんど感じられません。 かつてはこの実を採って果実酒にしたこともありましたが、里近くまでクマが出没する昨今は採取を控えています。木イチゴ類はクマの大好物ですからね。クマの大切な食糧を奪って彼らを . . . 本文を読む

アカシデの果穂 萩荘地区

2024-06-24 | 日記
一関市萩荘地区、山間の国道脇駐車スペースに車を置き、山支度を整えてから国道を集落方向へ下り始めると、道路下から立ち上がる広葉樹にたくさんの花穂か果穂が垂れ下がっているのを見つけました。シデの仲間でしょうが、樹種までは判りません。時季からしてたぶん果穂でしょうが、これと葉の写真を樹木図鑑等と見比べれば、容易に樹種が判るでしょう。 ネットに「樹木の四季500 アカシデ&イヌシデ」という記事が . . . 本文を読む

カスミザクラのサクランボ

2024-06-21 | 日記
一関市花泉町、山間の集落道をゆるやかに上がって行くと、道路近くの林際の木に赤い実が生っているのが見えます。草地を横切ってその木の下まで行くと、赤い実は小さなサクランボで、未熟な淡紅色から完熟した黒紫色まで、その色合いはマチマチです。 丘陵から山地に自生するヤマザクラの仲間には4種ありますが、ここは岩手県南の丘陵地ですから、多雪地に自生するオオヤマザクラは分布していません。またヤマザクラは宮城県央 . . . 本文を読む

ホソバノチチコグサモドキ 帰化植物

2024-06-19 | 日記
一関市花泉町、丘陵地の林道を上がって平坦な頂稜上の道を行くと、道端にチチコグサの仲間とおぼしき野草が群生しています。よく見るチチコグサに比べ背高で、花期の今は地際に根生葉が無く、下部の茎葉がさじ形です。各部位の特徴がはっきりしているので同定は容易でしょう。                                  二枚とも2024.6.13撮影 ネットで「チ . . . 本文を読む

アツバキミガヨラン 鹿島砂丘

2024-06-18 | 日記
茨城県鉾田市、砂丘を北へ歩いて行くと、砂地の草むらに鋭い剣葉を放射状に展開する植物が散生しています。見た目はリュウゼツランに似ているような ? さらに行くと段丘斜面にかなり大きな株が生えていて、その中心から高さ1mほどの枯れた花茎らしきものが伸びています。昨年花を咲かせた名残でしょうか。そういえば近くの集落道を走行している際に、民家の庭に似たような花茎を立てて、たくさんの乳白色の花を咲か . . . 本文を読む