東松島市上下堤地区の、小川に沿った農道の路肩に、コモチマンネングサが生えて
いるのを見つけたのは、2ヶ月前の9月下旬のこと。
コモチマンネングサの名は、葉腋にできるムカゴに由来するもので、殆ど種子ができない
ため、これで増えていきます。
「ムカゴは梅雨時に株の周りに落下して根を生やすが、茎を伸ばすことなく冬を越す。」
と植物図鑑などには記述されています。
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東松島市上下堤地区の、ツルドクダミが自生する崖地近くを通りかかったので、
いまどんな状態か気になって、立ち寄ってみました。
初秋の頃は、崖や竹の上部からすだれのように垂れ下がり、濃密に葉を茂らせていた
ツルドクダミですが、今は葉が散ってしまい、干からびた果実を付けているだけです。
11月に入ってからは、毎週のように強風が吹きましたから、風当たりの強そうな場所
では、その果実さえも殆どが飛ばされてい . . . 本文を読む
二週間前に観察した低木ですが、素性が判らずに保留にしていました。
昨日「紅葉ハンドブック」という本をめくっていたら、オトコヨウゾメという木が載って
いて、葉の形がそっくりなので、解説を読むと特徴も合致します。
さらにネット記事と見比べても矛盾がないので、記事をアップすることにしました。
二枚とも2017.11.7撮影
大和町宮床地 . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区、集落上手の岩山の中腹に、車道が開削されています。この山の岩質は堅牢なので、山側法面はモルタルの吹付けがない箇所もあります。そんな場所は岩壁状になっているため、岩場を好む羊歯植物が、何種類か着生しています。今回観察したのはオサシダです。山地の斜面や、林道沿いなどでよく見かけるシシガシラの仲間ですが、シシガシラがやや湿り気のある場所に生えるのに対し、オサシダはやや乾き気味の岩場など . . . 本文を読む
栗原市栗駒沼倉地区の山中、林道で中腹まで上がり、そこから細い沢に入ります。
沢の南側は急な斜面になっていて、そこに濃緑色のロゼット葉が散在していますが、スミレ
の仲間でしょうか。ちょっと登って確認すると、何とミスミソウの葉ですよ ! !
こんな土の斜面に生えているのは、初めて見ました。この地点の標高は300mほど。
ミスミソウは、宮城県北の5箇所ほどで自生を確認していますが、もっと水量の多い沢
沿 . . . 本文を読む