気仙沼市本吉町山田地区、馬籠川の中流には岩場が続いて峡谷のようになった箇所があり、
その左岸を開削して細い市道が通っています。
これを上がって行くと、峡谷側に幹を傾けた大木が何本かあって、その内の一本に常緑羊歯
のノキシノブが着生しています。岩壁に着生しているのはよく見ますが、樹幹に着生している
のは珍しく、それに高い位置にある場合が多いですからね。
この木は崖の中段から生えているので、道路からは . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町山田地区、数年前ですが、今の時季に川沿いの市道からネコヤナギのつぼみ
を見たことがあったので、今年も見られるだろうと歩いてみました。
馬籠川沿いの市道を上がって行くと、両岸から山が迫って峡谷のようになった箇所があり、
これを抜けると河川敷にも陽が当るようになります。たしか道下の岩のあたりにネコヤナギ
が生えていたはず・・直ぐに見つかりましたが、ここは午後になってからしか陽が当らない . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町山田地区北部、沢沿いの林道と別れ、西向きの斜面に開削された古い作業道
を上がって行くと、路肩や谷側斜面に滑らかな樹皮の木が点在しています。
樹皮の色はやや紫色を帯びた暗灰色で、よく見ると細かな縦筋が入っています。
初めはエゴノキかと思ったのですが、見上げるとエゴノキのように枝が細かく分岐していな
いので、仲間のハクウンボクでしょうね。
この木は葉が大きいので、枝の分岐がかなり疎らにな . . . 本文を読む
東松島市上下堤地区南部、丘陵上の尾根筋を東へ下っていると、灰褐色の樹皮に縦の裂目
が入った木があちこちに生えています。目通り位置の直径が15cmほどの木で、よく見ると
裂目の底が黄褐色になっていますから、樹種を同定する際のヒントになるかも知れません。
同様の木が見える範囲内だけでも6~7本あるので、群生する傾向がありそうです。
さらに東へ下っていくと、樹皮が網目模様になった木がそびえていて、こち . . . 本文を読む
東松島市上下堤地区南部、丘陵地の狭間の農道を上がって行くと、堤があって道はそこで
行き止まりになっています。東側の狭間へ移るには尾根を越えるのが最短ルートになりま
すが、道がありません。見上げる斜面はモミの混じった雑木林で、幸い笹竹が少ないので、
さほど労せずに尾根を越えられそうです。
尾根を登りつめ、なだらかな頂稜を東へ歩いていくと、いぼ状の皮目が目立つ木が何本か
生えています。見上げると太枝 . . . 本文を読む