南三陸町戸倉地区南西部、沢に沿った林道を上がり、途中から沢の中を遡ります。
倒木が行く手を遮っていたり、枯れ草や木の枝が沢にはみ出していたりで、楽な遡行は
できません。上流部では河原がほとんど無いので、沢中の大石伝いに跳んだり、ジャブ
ジャブ浅瀬を渉ったりして沢を遡ります。
しばらく遡ると、狭い小砂利の堆積部にタネツケバナらしき根生葉が点々と生えています。
ふつうのタネツケバナよりも葉の展開が大 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区南西部、沢に沿った林道を上がって行くと、道下の渓畔に黄葉した木が
点在しているのが見えます。遅い黄葉ですから、カエデの仲間のチドリノキでしょうね。
この木の葉は枯れても落葉せずに年を越すくらいですから、黄葉も遅くまで見ることが
できます。ただ、日陰に生える木ですから、近くで見るとちょっとくすんだ黄葉ですね。
チドリノキを漢字表記すると「千鳥の木」で、その由来は翼の付いた一対の果実 . . . 本文を読む
栗原市栗駒鳥沢地区北西部、丘陵地の荒れた林道をゆるやかに下って行くと、林道内
にモミの木のミニチュアのような植物を見つけました。
これは常緑性羊歯植物のトウゲシバでしょう。1群見つけるとあっちにもこっちにも点々と
生えていて、全体としてはかなりの株数になります。
トウゲシバは地際で茎を分岐させて、数本が斜上~直立して株立ち状になります。
アップした写真程度の茎の本数ですと1株だけなのかも知れませ . . . 本文を読む
栗原市栗駒鳥沢地区北西部、丘陵地の荒れた林道をゆるやかに下って行くと、杉林と
雑木林の間に木漏れ日の当る箇所があって、その周囲でキッコウハグマを見つけました。
常緑多年草で葉表に少し光沢がありますから、枯葉色の林床では目立ちますね。
林道内よりも法面や尾根筋に多く、やや乾き気味の場所がお気に入りのようです。
二枚とも2018.11. . . . 本文を読む
栗原市栗駒鳥沢地区北西部、貯水池近くの杉林の中の荒れた林道を上がって行くと、
なだらかな稜線上を行くようになり、杉林と雑木林が混在するようになります。
稜線上の林道が下り始めるあたりで、葉縁に細かいトゲのある根生葉を見つけました。
アザミの葉なら深い切れ込みがあるのに、この根生葉には全く切れ込みがありません。
二枚とも2018.11 . . . 本文を読む