里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

タブノキの幼木

2022-12-25 | 日記
石巻市北上町、海岸寄りの林道を巡っていると、その路肩や山側法面に小さな緑葉の幼木が点々と生えています。常緑樹の葉のようで長さが5~6cm、細長いのでシラカシの葉とも思ったのですが、近くにそのドングリが落ちていないので別物かも知れません。 林道がほぼ直角に折れ曲がるところで、山側法面に10本以上の幼木がかなり密度濃く生えているので、頭上を見上げるとタブノキの大木が茂っていて、林道上にも太枝を伸ばし . . . 本文を読む

ノダケの根生葉 

2022-12-21 | 日記
石巻市北上町、海岸寄りの林道を北へ歩いて行くと、斜面下や林縁に何かの根生葉が点々と生えています。葉の先端側の三葉に見覚えがあり、数年前に大郷町で観察したセリ科のノダケの葉に似ています。植物図鑑によると「関東以西に分布」となっていますが、ネット記事によっては「東北南部以南」とあります。それが、この林道沿いでは普通に生えていますね。沿岸部ですから、暖地の植物が見られるのかも知れません。 ネット記事で . . . 本文を読む

ナメコ コナラの倒木

2022-12-18 | 日記
石巻市北上町、海岸寄りの林道を集落方向へ下って行くと、北東向きの斜面下に倒木があって、たくさんのキノコが生えています。倒木はコナラの木で、少し雪を被っていますが傘の開いたナメコのように見えます。傘の表面にはナメコのようなぬめりがありそうですが、今は凍み付いているので確認できません。                              二枚とも2022.12.17撮影 念のため傘裏 . . . 本文を読む

サンカクヅル 爛熟した実

2022-12-14 | 日記
一関市花泉町、川に並行する車道を上流側へ歩いて行くと、山側の木々にたくさんの枯れたつるが絡んでいますが、その中に濃藍色の実が十数房ぶら下がっています。歩み寄って直下で見上げると、小粒なブドウのように見えるので、たぶんサンカクヅルの実でしょう。 半分くらいは果皮がしわばんでいるので、完熟を通り越して爛熟しているようです。手の届く房から2~3粒もぎ取って食べてみると、予想したような酸味は無く、とても . . . 本文を読む

ソクズの赤い実 花泉の林際

2022-12-12 | 日記
一関市花泉町、川に並行する車道を上流側へ歩いて行くと、車道と川の間が竹林になっていて、その林際に何かの赤い実がたくさん生っています。茎や葉の多くが冬枯れていますが、僅かながら枯れ残っている株があって、その葉を見るとニワトコに似ているので、ソクズかも知れません。 帰宅後に植物図鑑やネット記事で調べると、幾つかの記事に果実の写真が載っていて、果実の大きさや付き方が同じなので、ソクズの果実で間違いない . . . 本文を読む