東松島市宮戸島、大震災の後の復旧農地を廻る農道を歩いて行くと、防潮堤近くの草地に太めの穂が20~30本立ち上がっていて、密に付いた小穂の先に白い芒(のぎ)があるので、小動物の尻尾のように見えます。イネ科の植物と思われますが、初めて見る植物ですね。周囲を見渡すと、10~20本の小群落が幾つかあります。
二枚とも2023.6.26撮影 . . . 本文を読む
石巻市桃生町永井地区、田んぼの中の真っ直ぐな車道を走行していると、南側に収穫期の麦畑が広がっています。今までは遠くから見るだけで、近くで観察したことがなかったので、良い機会ですから観察してみましょう。畦道から観察すると、ふつうの小麦に比べて草丈が低いように見えます。穂を見ると髭状の芒(のぎ)がすごく長いですね。これは小麦ではないかも知れません。
帰宅後に「イネ科ハンドブック」で小麦を見ると、髭状 . . . 本文を読む
登米市津山町、丘陵の狭間の集落道を緩やかに下って行くと、一帯には休耕田が続いていて、ふと道下の法面を見ると黄色い小花が群れ咲いています。幅2mほどの帯状の法面に、長さ20mほどにわたって大きな群落を形成しています。
道下の細い水路まで下りて花を観察すると、黄色い星形の5弁花ですからマンネングサの仲間ですね。茎の中ほどを見ると、葉の付け根に一対の半月型のむかごが付いています。むかごが付くマンネング . . . 本文を読む
登米市津山町、北上川堤防の河川敷側の法面を歩いて行くと、黄色い5弁花が十数株咲いています。ニガナの花のようですが、ふつうは土手や農道沿いなどで、5月下旬頃に咲くように記憶しています。今は6月の中旬ですからね、ちょっと違和感があります。
河川堤防は年に数回刈払いされますが、花が咲く前に刈払われたため、その後伸ばした茎に花を付けたものと推測されます。
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登米市津山町、昨年の6月下旬にヤセウツボという寄生植物を観察しましたが、花はほぼ終わっていて褐色の花ガラになっていました。2週間早く訪れれば花が見られるだろうと、6月初旬に踏査を計画したのですが、梅雨入りして晴れ間がなくなり、結果として1週間遅れてしまいました。
ヤセウツボを探しながら北上川の堤防上を歩いて行きますが、全く見つかりません。花ガラさえも見つからないのです。堤防上を諦めて河川敷側の堤 . . . 本文を読む