登米市東和町、山地中腹のなだらかな雑木林内を踏査していると、日当りの良い一角があって淡紅色の花が群れ咲いています。ハルジオンですね。農道沿いや土手など至るところに咲いている植物で、白花が多いのですが、ここにはやや濃い目の淡紅色の花だけが群れ咲いていて、それが珍しいので撮って見ました。
二枚とも2022.5.25撮影
ハルジオン . . . 本文を読む
栗原市栗駒地区、急斜面下の荒れた作業道を行くと、クマイチゴやノイバラが茂っていてあちこちに藪をなしています。クマイチゴは今頃が花期のはずですから、藪に踏み込んで花を探すと、白い星形の花らしきものが点々と見えます。初めは花かと思ったのですが、よく見るとガク片で、花弁は既に散ってしまったようです。何本ものクマイチゴを見ましたが他の株も同じで、花弁が残っている株はありません。
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栗原市築館地区、丘陵地の車道を走行していると、道下に棚田状の休耕田が何枚かあって、そこに鮮やかな黄花が群れ咲いています。タンポポやブタナよりは草丈があるようなので、サワオグルマでしょうか。休耕田に立ち入って確認してみましょう。
このときは山歩きの帰りでスニーカーでしたが、田んぼの土は湿っておらず、全くぬかるむことなく歩きまわれました。休耕田でも今は草地ということになりますから、この植物はオカオグ . . . 本文を読む
栗原市栗駒地区、ダムサイト近くに廃道があって、その路面の割目や藪と化した路肩に、淡紅色の花がたくさん咲いています。多雪地に自生するタニウツギの花ですね。まだツボミもありますし、花が全く傷んでいないので今が花の盛期と思われます。折よくやわらかな陽が射し、花がきれいに浮き立って見えたので撮って見ました。
タニウツギは先駆樹種の1つで、崩落地や伐採跡地、道路法面などに逸早く進出し、小木のうちから四方に . . . 本文を読む
一関市花泉町、丘陵上の集落道を歩いていると、牧草地の際に大木が聳えていて、見上げると白い円錐形の花序がたくさん付いています。トチノキの花ですね。葉が、大きな5~6枚の小葉からなる掌状複葉ですから、一度覚えたら忘れませんよね。
トチノキは深山の谷斜面や沢沿いに自生する樹木ですから、このような平坦な丘陵上に生えているのは不自然です。たぶん、牧草地と道路の境界木として植栽されたのでしょう。
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