里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ゴウダソウの根生葉 別名ルナリア

2019-01-31 | 日記
1月初旬、石巻市の十三浜地区を踏査した際に、崖下の車道脇で見かけた植物を撮影した のですが、素性が判らず保留にしていました。今週になってから改めて調べたところ、アブ ラナ科のゴウダソウと同定できたので、記事をアップします。 漁港近くの車道を西へ歩いていると崖下を行くようになり、そこに落葉溜りがあって、落葉 の間から何かの緑葉が覗いています。少し落葉を除くと、アブラナ科の植物のものと思われ る根生 . . . 本文を読む

ミズキ 繭玉飾りの木 

2019-01-27 | 日記
南三陸町戸倉地区南西部、沢沿いの林道を歩いていると、対岸の沢近くに赤い枝の若木 が茂っています。これはミズキの枝で、若い枝は冬に赤紫色に染まり、芽吹きの頃まで その色を保つようです。成木でも、枝の先端の新枝部分は赤みを帯びています。 ミズキは写真の木のように沢沿いでよく見かけますが、それ以外でも道路法面や、山間の 耕作地周辺、伐採跡地など日当たりの良い場所でよく見かけます。        . . . 本文を読む

イヌザクラ 灰白色の樹皮

2019-01-26 | 日記
気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の集落道を歩いていると、台地の麓の林際に、つやのあ る灰白色の樹皮の木が束生しているのを見つけました。 幹の直径が15cmほどの若木で、横縞状に淡い緑褐色の部分があります。 よく見ると横に連なる皮目がありますから、サクラの仲間でしょうか。ウワミズザクの樹皮 に似た感じがするものの、その若木の樹皮は紫褐色ですから別物でしょうね。                 . . . 本文を読む

ヤドリギ コナラに寄生

2019-01-24 | 日記
気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の集落道を歩いていると、南側の杉林近くの落葉樹の 梢に、緑褐色のボール状のものが付いているのが見えます。 遠目ながらヤドリギのように思われ、耕作放棄地の枯草を掻き分けて樹下まで行くと、思った とおりヤドリギで、隣り合った2本の木に1株ずつ着生しています。 宿主の木はコナラでしょね。                              二枚とも2019. . . . 本文を読む

ヤブヘビイチゴの根生葉

2019-01-21 | 日記
気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の細い農道を上がって行くと山側が崖地になっていて、 その下の落葉の間から小さな緑葉が覗いています。落葉を除けるとヘビイチゴらしい三つ葉 が現れました。辺りを見渡すと、崖下の細長い範囲に群生しています。 葉をよく見るとヘビイチゴよりも大きく、小葉が楕円形で、先が尖り気味です。 葉表が濃緑色で質がやや厚いようですし、鋸歯がクッキリしていて先端が尖っていますから、 ヤブ . . . 本文を読む