1月初旬、石巻市の十三浜地区を踏査した際に、崖下の車道脇で見かけた植物を撮影した
のですが、素性が判らず保留にしていました。今週になってから改めて調べたところ、アブ
ラナ科のゴウダソウと同定できたので、記事をアップします。
漁港近くの車道を西へ歩いていると崖下を行くようになり、そこに落葉溜りがあって、落葉
の間から何かの緑葉が覗いています。少し落葉を除くと、アブラナ科の植物のものと思われ
る根生 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区南西部、沢沿いの林道を歩いていると、対岸の沢近くに赤い枝の若木
が茂っています。これはミズキの枝で、若い枝は冬に赤紫色に染まり、芽吹きの頃まで
その色を保つようです。成木でも、枝の先端の新枝部分は赤みを帯びています。
ミズキは写真の木のように沢沿いでよく見かけますが、それ以外でも道路法面や、山間の
耕作地周辺、伐採跡地など日当たりの良い場所でよく見かけます。
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気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の集落道を歩いていると、台地の麓の林際に、つやのあ
る灰白色の樹皮の木が束生しているのを見つけました。
幹の直径が15cmほどの若木で、横縞状に淡い緑褐色の部分があります。
よく見ると横に連なる皮目がありますから、サクラの仲間でしょうか。ウワミズザクの樹皮
に似た感じがするものの、その若木の樹皮は紫褐色ですから別物でしょうね。
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気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の集落道を歩いていると、南側の杉林近くの落葉樹の
梢に、緑褐色のボール状のものが付いているのが見えます。
遠目ながらヤドリギのように思われ、耕作放棄地の枯草を掻き分けて樹下まで行くと、思った
とおりヤドリギで、隣り合った2本の木に1株ずつ着生しています。
宿主の木はコナラでしょね。
二枚とも2019. . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の細い農道を上がって行くと山側が崖地になっていて、
その下の落葉の間から小さな緑葉が覗いています。落葉を除けるとヘビイチゴらしい三つ葉
が現れました。辺りを見渡すと、崖下の細長い範囲に群生しています。
葉をよく見るとヘビイチゴよりも大きく、小葉が楕円形で、先が尖り気味です。
葉表が濃緑色で質がやや厚いようですし、鋸歯がクッキリしていて先端が尖っていますから、
ヤブ . . . 本文を読む