里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ミツバアケビ 濃紫色の花

2024-04-30 | 日記
一関市藤沢町、標高200mほどの台地上に民家が疎らに点在していて、それらを結ぶように集落道が巡っています。集落道のあちこちに、ため池や農地に向かう細道があります。その細道を入って行くと、農地と沢の間が帯状の雑木林になっていて、林縁の木にはミツバアケビのつるが絡んでいて、よく見るとあちこちに濃紫色の花が咲いています。                                . . . 本文を読む

ハナモモ 淡紅色の花

2024-04-26 | 日記
一関市藤沢町、川沿いの県道を南へ下って行くと、山裾に十数軒の小集落があって、民家の庭や畑の脇に淡紅色の花を付けた木が何本か見えます。ハナモモの木でしょうか。行く手の畑脇に樹高4~5mの木があって、たくさんの花を咲かせているので、近くで畑仕事中の女性にお願いして、写真を撮らせてもらいました。 花は八重咲きで直径3.5cmほど、枝から直接咲いているように見えます。花によっては傷みかけているので、すで . . . 本文を読む

エナガクロコップタケ 春のキノコ

2024-04-24 | 日記
大和町西部、古い時代の地滑り跡と思われる、凸凹地形の斜面を下って行くと、杉林に囲まれた細長い湿地に出ました。湿地の縁を歩いていると、一本の太枝がコケや泥に埋もれかけていて、その周囲に十数本の黒いキノコが生えています。形状はワイングラスのようで、上部の直径は3~4cm、触れてみると湿り気と弾力性があります。コケに触れるあたりから下は柄になっていて、指で探ると3~4cmあります。1本だけ柄を千切って抜 . . . 本文を読む

スモモの花 集落跡の林縁

2024-04-22 | 日記
大和町西部、この辺りにはかつて数軒の民家や耕作地が続いていましたが、今は何本かの集落道が残されているだけです。その道をゆるやかに下って行くと、下手の雑木林の中に白い花を付けた小高木が見えます。少し林内に分け入って観察すると、白い5弁花で桜に似たような作りですから、バラ科の樹木でしょう。花や葉、樹幹の写真を撮って、帰宅後に調べてみましょう。                          . . . 本文を読む

ナワシログミ 色付き始めた実

2024-04-20 | 日記
松島町東部、昨年の11月にナワシログミの花を観察していたので、5か月後の今、どれだけ実が熟しているか確認すべく立ち寄ってみました。 崖下のナワシログミの株を見ると、小枝にはたくさんの実が鈴生りになっていますが、殆どは青く形も細長いので、まだまだ未熟な状態ですよね。それでも何株かまわって探すと、2個だけ赤く熟していました。多くの実が赤熟するのは、2~3週間後でしょうね。        . . . 本文を読む