里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

コウガイゼキショウの越冬葉

2021-11-29 | 日記
一関市花泉町、丘陵地の狭間の集落道下に休耕田が何枚も続いていて、それに沿って細い水路が廻らされています。何か面白そうな植物が生えていないか水路沿いの細い農道を歩いて行くと、セキショウに似た小型の植物が、水路の際の何箇所かに島状に生えています。 セキショウは岩や砂礫の多い沢などに生えていて、草丈が30~40cmもありますから、これとは別物ですね。写真の植物は以前湿った林道端で観察した、コウガイゼキ . . . 本文を読む

ニホンジカの足跡 登米の林道

2021-11-27 | 日記
登米市登米町、山地中腹を巻く林道を上がって行くと、次第に道が荒れてきて、やがてゆるやかに下るようになります。湿った赤土が露出している場所では、たくさんのヒヅメの跡が入り乱れており、その形や大きさからニホンジカかカモシカでしょう。ただ足跡の数が多いので、単独行動をとりがちなカモシカよりも、集団行動が多いニホンジカの可能性が高いでしょう。                            . . . 本文を読む

ヒメハギ 登米の林道

2021-11-23 | 日記
登米市登米町、山地の中腹を巻くように通っている林道を踏査していると、敷かれた砂利の間から、小さな緑葉を付けた細い茎が立ち上がっています。見た直後はテイカカズラの幼苗かと思ったのですが、葉がこんなにも小さくはないですね。少し考えると「そうか、ヒメハギの小株かぁ・・以前見た株も砂利敷に咲いていたね。」希少な植物ですから、自生地を記録する意味で記事に残しておきましょう。 道を少し戻ってから改めてヒメハ . . . 本文を読む

ツルリンドウ 実生りの良い蔓

2021-11-22 | 日記
登米市登米町、山地の中腹を横切る林道を歩いて行くと、山側の日当たりの良さそうな法面に、たくさんの赤い実を付けたつる草が茂っています。これはツルリンドウですね。ツルリンドウは林内や林縁の木陰に生えることが多く、それが日向に生えているのは、数年前に林道沿いの草木が刈り払われ、そこが日向になったということでしょう。日当りが良くなったことで、花の付きや実生りが良くなったものと推測しています。 . . . 本文を読む

マメガキ 完熟した実

2021-11-21 | 日記
登米市東和町、川に並行する車道沿いの山裾に、マメガキの木が何本か生えているのを確認していたので、そろそろ完熟して食べられる頃かと立ち寄ってみました。 実の直径は2~3cmで、木や枝によって実の色付きはまちまちです。橙色のものはまだ半熟、食べると多少甘味があるものの、口中に渋が残るので、うがいしなければならないほど。黒褐色の実は完熟していて果肉は濃いあめ色、食べるととろりとやわらかく、どんな甘柿よ . . . 本文を読む