一関市花泉町日形地区北部、丘陵上の雑木林の中の細い作業道を行くと、木々の無い荒地に出ました。土取場跡なのか、或いは伐採木の仮置場だったのかも知れません。
赤土が露出した荒地の中に砂利敷の作業道があって、これをゆるやかに下っていくと、道の真ん中に小さな紫色の花が咲いています。地際からたくさんの茎が生えていて、これが放射状に展開しています。花は茎の中ほどに咲いていて、その先端には白い房状のものが付い . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北部、丘陵上への細い山道を上がって行くと、周囲は松や杉の混じった雑木林になっています。山道のあちこちには赤土が露出していて、岩盤などは見当たりません。しばらく上がって行くと、松の樹下に濃緑色の小さな根生葉が生えていて、株によっては小さな花が咲いています。無茎性の小型スミレで白花、花の直径は7~8mmで、中心に紫条が入っていますからフモトスミレですね。
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一関市室根町津谷川地区東部、山地の稜線近くの林道を下って行くと、道下の斜面が松の混じった雑木林になっていて、笹竹がなく低木も少ないので、林内を気ままに歩き回れそうです。5~6m下るとキンポウゲ科らしい、濃緑色の根生葉を見つけました。これは・・2回3出複葉ですからオダマキでしょうか。 この地点は標高600mほどですから、ヤマオダマキでしょう。ミヤマオダマキは高山植物で、このような標高の低い . . . 本文を読む
一関市室根町津谷川地区東部、山地中腹の林道を上がって行くと、林道端に光沢のある根生葉が点々と生えています。まだ小さい葉は3出複葉のように見えますが、大きな株では葉が5枚生えた奇数羽状複葉のようにも見えます。たぶんシシウドの根生葉でしょう。山地の日当たりの良い、やや湿り気のある草地などに生え、夏から秋には草丈が1~2mにもなる大型の植物です。
シシウドを漢字表記すると猪独活で、イノシシ(猪)が食べ . . . 本文を読む
一関市室根町津谷川地区東部、集落東側の林道で山の中腹まで上がって行くと、林道脇に星形の淡紅色の花を付けた低木が点々と生えています。これはウグイスカグラですね。低地では3月初旬頃から花を咲かせていますが、ここは標高500mほどの地点なので、一か月以上も花の時季が遅れているのでしょう。すでに萎れてしまった花がありますし、まだ小さなツボミもありますから、花期は2~3週間はあるようにみえます。
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