里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

イタヤカエデの実 風散布

2025-01-27 | 日記
気仙沼市本吉町、山間の林道を下って行くと、行く手の沢沿いに数本の高木が聳えていて、梢には枯葉なのか実なのか、何かが付いています。木の下まで行って梢を見上げると、「への字形」の翼果が付いているのでイタヤカエデでしょう。梢に残っている翼果は少なく、たぶん生った果実の1/10程度でしょうね。 樹下や周囲の草地にはたくさんの翼果が落ちているので、風で散布されたのでしょう。それらの中から、傷みの少ないもの . . . 本文を読む

ニシキギ 特大の翼

2025-01-23 | 日記
気仙沼市本吉町、薄暗い杉林の中の荒れた林道を上がって行くと、ヘアピン状のカーブがあり、そこに低木が茂っていて枝に氷片がたくさん付いているような ?歩み寄って確認すると、氷片のように見えたのはコルク質の翼ですね。 これはニシキギで、枝には翼が付く樹種なのですが、こんなに大きな翼が付いているのは初めて見ました。このような変種があるのか、或いは日照とか土質等で変化するのか、現時点では把握できていません . . . 本文を読む

サワシバの果穂 樹皮で同定

2025-01-21 | 日記
南三陸町南部、岩場下の林道を上がって行くと、岩場の中段に小高木が何本か生えていて、梢にはたくさんの果穂が下がっています。これはシデの仲間でしょうか、果穂が長いのでクマシデかも知れませんね。念のため岩場を少し登って樹皮を確認すると、たくさんの小さな菱形の裂け目が生じているので、クマシデではないようです。 帰宅後に樹木図鑑でシデの仲間を調べると、サワシバの若木の樹皮には菱形の裂け目が生じるとあり、他 . . . 本文を読む

クサソテツの胞子葉

2025-01-19 | 日記
南三陸町南部、小沢沿いの林道を1~2km上がって行くと、その先は管理されていないのか荒れてきて、古い作業道のような状態になっています。そんな作業道と小沢の間に狭い草地があって、今は枯草に覆われていますが、そこに大きなカラスの尾羽のような形のものが束生しています。 歩み寄って確認すると、クサソテツの胞子葉ですね。イヌガンソクの胞子葉に似ていますが、クサソテツの胞子葉の方が小ぶりです。ただ、羽片の付 . . . 本文を読む

タヌキ トコトコと逃走

2025-01-16 | 日記
南三陸町南部、山中の踏査を終えて車に戻り缶コーヒーを飲んでいると、すぐ脇で何かが動いているような ? 顔を向けると一匹のタヌキで、私のことなど全く気付いていないのか、一心に何かの匂いを追っているような歩き方です。車の脇を通り過ぎて行くところですが、トコトコ歩いているので、バッグからカメラを取り出して追いかけても写真が撮れるかも知れません。 カメラ取出しのロス時間がありましたが、トコトコ歩きのタヌ . . . 本文を読む