里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

アイ(藍) 染料植物

2021-08-30 | 日記
しばらく前の地元紙に「南三陸町の山間部で藍染原料となるアイ(藍)を栽培」との記事が載っていました。アイはタデ科の植物ですから、イヌタデなどと同じ頃に花が咲くと予想。ただ、花が終わってからでは一年待たねばならないので、少し早めとは思いつつも8月下旬のこの日、栽培地を訪れてみました。 隣の地区からの集落道を下って行くと、集落の真ん中あたりの畑で3~4人が立ち働いているのが見えます。道路端に車を止めて . . . 本文を読む

キダチコマツナギの花穂

2021-08-27 | 日記
南三陸町の山間部、道路の南向きの法面を観察しながら歩いていると、淡紅色の花穂をたくさん付けた低木があちこちに茂っています。法面上部に生えている株は大きく、下部に生えている株は小さいので、定期的に刈り払いされているのでしょう。これはコマツナギの仲間の外来種で、和名はキダチコマツナギです。法面緑化などの目的で種子を吹き付け、それが生長して法面を覆っているものと思われます。花はきれいなのですが、見方を変 . . . 本文を読む

オオアワガエリ 帰化植物

2021-08-25 | 日記
一関市花泉町、丘陵地中腹の耕作放棄田を踏査していると、円柱形の長い果穂を立てた植物が、あちこちと島状に群生しています。草丈は60~80cmで、茎の先に1本だけ果穂を立てていますからイネ科の植物でしょうが、初めて見る植物なので外来種かも知れません。それに果穂の形が、スズメノテッポウという小型の植物に似ていますね。                               二枚とも2021 . . . 本文を読む

カヤツリグサ 耕作放棄田

2021-08-23 | 日記
一関市花泉町、丘陵地の農道を上がって行くと、中腹の平坦地に耕作放棄田が広がっていて、膝くらいの丈の草が生い茂っています。草丈が抑えられているので、牧草として定期的に刈り払われているのかも知れません。 草地に踏み込んでいくと、手持ち花火の閃きを思わす小穂を付けた植物が、点々と生えています。これはカヤツリグサかその仲間でしょう。葉や小穂の写真を撮って、帰宅後に植物図鑑と見比べ種を同定しましょう。 . . . 本文を読む

ミコシガヤ 耕作放棄田

2021-08-22 | 日記
一関市花泉町、丘陵地の狭間の集落道を上がって行くと、脇に耕作放棄田があってセイタカアワダチソウやヨシの小株が茂っています。他に何か生えていないか探すと、草叢の中に長さ3~4cmの大きめな果穂を付けた、カヤツリグサの仲間らしきものが見えます。草叢に踏み込むとあちこちに小さくまとまって生えていて、観察すると大きめな果穂なのに茎は細く、長いものは50~60cmはあります。            . . . 本文を読む