一関市花泉町永井地区東部、丘陵上の農道を南へ下って行くと、牧草地と沢の間に真っすぐな幹の落葉樹が、10本ほどが並木のように連なっています。幹が真っすぐ立ち上がった樹形や、粗い枝ぶりからサワグルミかと思ったのですが、よく見ると樹皮の模様が網目状ですし、枝先が上向きにカールしているので別の樹種でしょう。樹下を探すと長い葉軸がたくさん落ちているので、葉は羽状複葉と思われます。
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一関市花泉町永井地区東部、この辺りには標高50~70mの丘陵地が広がっていて、耕作地や牧草地、雑木林や杉林がパッチワーク状に配されています。
丘陵上の牧草地際を歩いていると、北向きの浅い窪地があって、たくさんの赤みを帯びた根生葉が生えています。これはセイタカアワダチソウの根生葉ですね。秋に黄色い花を咲かせる植物ですが、2月に早くも根生葉が出ているんですね。
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松島町北小泉地区北部、丘陵下の車道を下手へ歩いていると、道路法面や脇の畦道に赤い葉の植物が点々と生えています。場所によっては一面に群生していて、葉の形はギシギシに似ています。ただ、それよりはかなり小振りですから、同じタデ科のスイバですね。
スイバの名は、茎や葉にシュウ酸を含んでいて酸っぱいことに由来します。地方によっては、スカンポとかスッカシなどの別名もあるようです。
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松島町北小泉地区北部、丘陵地の麓の車道を東へ歩いていると、南向きの山側法面に点々とオオイヌノフグリの花が咲いています。少し行くと、淡青色の花が群れ咲いていて、季節を1ケ月先取りしたかのようです。ここは丘陵で冷たい北風が遮られ、ちょっとした陽だまりになっているので、他の場所よりも花が早く咲くのでしょうね。
二枚とも2020.2.1 . . . 本文を読む
南三陸町入谷地区西部、集落上手の山裾に、枯草に覆われた平坦地が続いています。周囲に水路らしきものがないので、田んぼ跡ではないでしょう。かつては畑だったと思われ、まだ低木が侵入していないので、4~5年前までは耕されていたのでしょう。
畑跡の枯草の間を歩いていると、細長い緑葉を見つけました。ノビルでしょうね。念のため葉を千切って嗅いでみると、ネギのような匂いがするので、ノビルで間違いないでしょう。周 . . . 本文を読む