大和町西部、かつてこの辺りには農家が点在していましたが、集団で麓に移転したため、今は細い集落道が何本か残されているだけです。そんな集落道の一本を緩やかに上がって行くと、路肩の小高木が折られて道路側にはみ出しています。
小枝に直径1.5cmほどの赤い実が生っているので、ヒメコウゾの木ですね。この実は甘く食べられますが、食感がネットリしているので人はほとんど食べません。高い位置で枝が折られていること . . . 本文を読む
大和町西部、山地の作業道を上がりきると下に浅い谷が見えるので、杉林の中を下って行くと小さな湿地の頭に出ました。この辺りは古い時代の大規模な地滑りの跡地で、概観すると東向きの斜面なのですが、そこに何箇所もの小山があったり、小さな湿地があったりで、その間を縫って浅い沢が何本か流れています。
小さな湿地を渡って対岸の小山へ取り付くと、小さな尾根があって、一帯は杉混じりの雑木林になっています。そこに地味 . . . 本文を読む
町内で散歩していると、数年前にマツヨイグサの根生葉を観察した横丁の近くを通りかかったので、「もしかして、まだ花が咲いているかも ?」と立ち寄ってみました。マツヨイグサは南アメリカ原産の帰化植物で、夕方咲き始めて翌日の午前中には萎れてしまう一日花ですが、まだ朝の七時過ぎなのでさほど萎れていないはずです。
根生葉が生えていた横丁まで行くと、道の両側に黄色い花が20花ほど咲いていました。花が直径3~4 . . . 本文を読む
一関市花泉町、丘陵地の集落道を上がって行くと、道脇の一段高い場所に畑があって、その際に赤紫色の花が咲いています。畑に上がって観察すると園芸植物のフロックスです。赤紫色の花が一般的ですが、白花や淡い紅紫色の花など幾つかの品種があります。多年草で毎年咲いてくれますから、山間集落や農村を巡ると、私道脇や庭先などに植えられているのをよく見かけます。
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気仙沼市本吉町、中河川の河川敷を河口辺りまで下って行くと、半円状に浅く抉られた入江があって、そこにだけ泥が堆積しています。入江の周りを歩いていると草丈15cmほどの植物が群生していて、その内の1割くらいには白い花が咲いています。これは植物図鑑に載っていたウミミドリでしょうか ?たしか・・河川の河口部などの汽水域に生える植物、と記憶しています。
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