栗原市栗駒沼倉地区北西部、集落西側の山地中腹の林道をゆるやかに上がって行くと、路肩の湿った場所に赤い小さな葉が生えています。よく見ると地を這うような細い茎もあって、その様子からオトギリソウの仲間と思われます。また茎がけっこう伸びていますから、春になってから生えたものではなく、秋に生えて冬を越したものと思われます。
二枚とも202 . . . 本文を読む
大和町吉田地区西部、集落の南西方向に延びる林道の三差路を左に行くと、沢を渡って丘陵地を上がって行きます。丘陵地の中段には田んぼが拓かれていて、その外周を廻っていると、上手の法面に羊歯植物の胞子葉らしきものがたくさん生えています。周りには枯れた栄養葉も残っていて、その形からイヌガンソクと思われます。
二枚とも2021.3.24撮影 . . . 本文を読む
大和町吉田地区西部、集落南西方向に延びる林道を沢奥まで詰めると、極端に道が荒れてきたので、ここからは尾根筋をたどることにしました。その地点がちょうど杉林と雑木林の境目になっていて、見上げる尾根まで明るい雑木林が続いています。
初めは緩やかだった斜面が登るにつれてきつくなり、そのあたりから何か緑葉が目に付くようになってきました。コースを外れて観察すると、葉の形がノブキに似ているような ?ただ、ノブ . . . 本文を読む
大和町吉田地区西部、集落南西方向に延びる林道を沢奥まで行き、そこからは枝沢を遡って杉林を抜けると、その先には若い雑木林が広がっています。枝沢に並行する南斜面を上がって行くと、落葉の間から長楕円形の葉が生えているのを見つけました。くすんだ緑色の葉に紫褐色の斑紋が入っているので、カタクリの葉ですね。周辺を丁寧に探し廻りましたが、花は一つも咲いていませんでした。
山地に自生するカタクリの葉には、ほぼ全 . . . 本文を読む
登米市東和町米川地区北東部、山中の細い車道を東へ歩いて行くと、右手の斜面下に平坦な地形が広がっているような ? 斜面下は沢の源頭ですから、林や藪になっているはずなのに、なぜ平坦になっているのでしょう ? 若い雑木の茂る斜面を下ると、枯草や小高木が茂る細長い平坦地が、東西に100mほども続いています。平坦地を下流側から上流側へと歩き回ってみると、谷底を人工的に埋め立てて、平坦にしたような印象を受けま . . . 本文を読む