登米市米川地区南西部、山裾の農道を下って行くと杉林に入り、その林縁あたりの路肩にはヒメヘビイチゴが群生していました。半日陰か、それより暗めの場所に多い印象です。この場所のような半日陰に生えているヒメヘビイチゴは、花期になっても花の付きが少ないですね。それに対して、湿り気のある日なたでは、たくさんの花が咲きます。
二枚とも2020 . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町津谷地区南部、丘陵の裾に沿った集落道を歩いていると、山側法面の枯葉の間から、何かの根生葉らしきものが覗いています。枯葉を除けて観察すると、クサノオウですね。二年草で5月頃から花を咲かせるので、冬のうちから根生葉を広げて日差しを受け、養分を蓄えているのでしょう。
クサノオウを漢字表記すると「瘡の王」で、皮膚病(瘡)の治療に効果があることから名付けられたようです。茎を折ると黄汁が出るの . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町津谷地区南部、丘陵の裾に沿った集落道を歩いていると杉の切株があって、それに絡み付いたつるに、金平糖状の実らしきものが幾つかぶら下がっています。つるや葉は既に枯れていますが、広く繁茂している様子からアレチウリでしょうね。
切株は集落道から50cmほど高い場所にあり、その奥は小広い平坦地になっていますから、かつては畑だったのでしょう。大津波を被った後は、セイタカアワダチソウやヨモギが茂 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区北東部、海岸近くのなだらかな丘陵地の一角が開削されていて、今は隅の方に漁具が少しだけ置かれています。漁具のない所は裸地になっていて、オオイヌノフグリやナズナの根生葉が点々と生えています。
何か珍しい根生葉が生えていないか、漁具置場の外周を捜し歩くと、赤みを帯びた茎が何本か生えているのを見つけました。しゃがみ込んで観察すると、トウダイグサですね。トウダイグサは松島町~東松島市の、海 . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区北東部、小さな漁港近くの漁具置場に上がって行くと、細道脇に橙赤色の実を付けた常緑広葉樹が茂っています。歩み寄って観察するとマサキですね。よく生垣や庭木として植えられている木で、珍しい木ではありませんが、宮城県内では海岸寄りにしか自生していません。
二枚とも2020.1.12撮影
マサキの葉の形状について、何かの本 . . . 本文を読む