栗原市栗駒沼倉地区の、栗駒ダム北側の県道や林道沿いで、秋の草花を探してみました。
林道沿いの斜面下に咲いていたのは、草丈のあるハンゴンソウです。
一つひとつの花は小さいのですが、傘形の花序を形成しますから、見つけやすい花ですね。
先に外来種のオオハンゴンソウを取り上げましたが、このハンゴンソウは在来種で、
山地や高原の草地などに自生しています。
私が見た限りでは、オオハンゴンソウより花期が2~3 . . . 本文を読む
一関市弥栄地区、北ノ沢集落北方の丘陵地中腹で、沢沿いの農道を下っていくと、西側から段丘が迫って、崖下を歩くようになります。崖は湿り気のある土質で、木々の枝が被さっていますから半日陰になっていて、そこに湿り気を好む草が生い茂っています。その中に、緑白色の花穂を付けたイラクサ科の植物が点々と生えています。一見するとアカソのように見えますが、茎が赤くないので別の種でしょうね。何となくヤブマオに似ています . . . 本文を読む
一関市弥栄地区を通る大船渡線の、土手に咲いていたボタンヅルです。道路際の低木に被さって花を咲かせていたり、無住の民家周りを被い尽くしていたりと、あちこちに群れ咲いています。僅かに乳色を帯びた白花で、花びらのように見えるのは萼片です。それと同長で、八方に広がっているのは雄しべの花糸です。きれいな花ですから摘み取って観察したくなるところですが、毒草ですから、なるべく触らないようにしています。 . . . 本文を読む
一関市弥栄地区の水田や休耕田では、オモダカが生えているのをよく見かけます。
このあたりでは、コンクリート化されていない用水路が残されていて、さらに
乾田化されていない田んぼもあり、それでオモダカやコナギなどが多くみられる
のではないかと推測しています。
水辺に生える植物を水生植物と呼びますが、その中で水田や浅い池沼の水中に生え、
根は水底の土壌中にあって、葉や茎が水面から出ている植物を抽水(チュ . . . 本文を読む
一関市弥栄地区、北ノ沢集落の道路沿いの農家の庭先に、いろいろな作物が植えら
れた菜園があり、そこにオクラの花が咲いていました。花のつくりがフヨウ(芙蓉)とか
タチアオイにそっくりですね。
他の集落でもオクラの花を見かけましたが、いずれも自家消費のようで、畑の一角に
1~2畝だけ作付けしていました。
オクラの原産地はアフリカ北東部と言われ、古代よりエジプトで栽培されていたそうです。
「オクラ」には . . . 本文を読む