里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

テイカカズラ 幼木の葉

2020-12-30 | 日記
東松島市浅井地区西部、丘陵地の尾根筋は松混じりの雑木林になっています。これを登って行くと篠竹が密生しているので、掻き分けながら登っていきます。マツやコナラの樹下は篠竹が殆ど生えておらず、そこで休憩していると林床に小さな緑葉が点々と見えます。そっと落葉を除けて確認すると、林床を這いまわっているつる植物の葉ですね。たぶん・・テイカカズラの幼木の葉でしょう。成木の葉と違って細長く、葉脈に沿って白斑が入る . . . 本文を読む

ラセイタソウ 岩壁の実生株

2020-12-28 | 日記
石巻市北上町十三浜地区、漁港から荒れた林道を北へ向かい、途中から細道を下って海岸へ出てみました。あまり波の無い日でしたから、波打ち際や岩場を巡っていると、岩の割目や窪みに小さな緑葉が点在しているのを見つけました。歩み寄って確認すると、葉脈が深く刻まれているのでラセイタソウの小株ですね。                              二枚とも2020.12.17撮影 一つひと . . . 本文を読む

キジの足跡 十三浜の林道

2020-12-26 | 日記
石巻市北上町十三浜地区、海岸近くの踏査を終えて、国道へ戻るべく林道を歩いて行くと、薄く積もった雪の上に、大きな野鳥の足跡が続いています。目測ながら長さが5~6cmはありますから、キジの足跡でしょうね。ヤマドリの足跡も同じくらいの大きさですが、この鳥は深山に棲息していて、この地域のような海岸寄りには棲息していません。                              二枚とも202 . . . 本文を読む

テンの足跡 雪の倒木上

2020-12-25 | 日記
石巻市北上町十三浜地区、漁港から北へ延びる荒れた林道を行き、途中から海岸へ出たり尾根を越えたりしてさらに北上します。断崖が続いていますが、その間に細い沢があって、北の高みから南へ下っています。殆ど水は流れておらず、U字形の谷底は杉林になっていますが、倒木が多くて進むのに難儀します。 倒木を跨いだり潜ったりしながら北へ上がって行くと、倒木の薄雪上に何かの足跡が付いているのを見つけました。周囲を見渡 . . . 本文を読む

ヤブサンザシの紅葉

2020-12-22 | 日記
11月中旬のこと。一関市花泉町永井地区北部、集落道脇の杉林際に赤い実を付けた低木が茂っていて、疎らながら葉も紅葉しています。これはヤブサンザシで、春の芽だし時季がマチマチで、1月末に早々と新葉を出しているのを観察しているので、かなり寒さに強い種と思われます。 そこから類推すると、赤や黄に色付いている葉は冬~春先に出たもので、まだ青い葉は夏場に出たものなのかも知れません。         . . . 本文を読む