石巻市桃生町、集落道で丘陵の頂を越え、さらに北へ下って行くと道脇にちょっとした竹藪があります。そこは民家と道路の間で、覗き込むと稈(茎)が黒いのでクロチクと思われます。町内の散歩でも時々見かけますが、クロチクは縁起の良い竹と言われるので、側庭などに植えられるのでしょう。
二枚とも2025.2.12撮影
クロチクは、中国の風水で . . . 本文を読む
南三陸町西部、沢沿いの林道を上がって行くと、林道脇に1本の高木が立っていて、その樹皮を見ると縦にイボ状の皮目が付いています。何の木でしょう。梢を見上げると大枝が切断されているので、枝ぶりで樹種を見分けるのは難しいですね。
沢の対岸を見ると、似たような色合いの樹皮の木が何本か生えています。梢を見ると、豆果らしき小さな実が幾つか残っているので、マメ科のネムノキでしょうか。写真を撮って持ち帰り、樹木図 . . . 本文を読む
登米市東和町、山中のスギやヒノキの植林地を下り始めると、あちこちに獣道や荒れた作業道が通っています。それらを繋いで尾根筋を下って行くと、途中の荒れた作業道にヒノキの幼木が点々と生えているのを見つけました。ヒノキは陰樹ですから、このような日当りの悪い作業道でも発芽し、枯れることなく生長できるのでしょう。
この尾根筋は頁岩の岩盤や、それが風化した小礫などからなっている栄養分の乏しい土質なのですが、そ . . . 本文を読む
登米市東和町、山間の沢に並行する集落道を上がって行くと1軒の民家があって、舗装はそこで終わっているようで、その先は農道になっているようですが、けっこう荒れていますね。あまり民家に近づくと怪しまれそうなので、途中で引き返すことにしました。
引き返した辺りには耕作放棄田が数枚あって、その法面は草地になっています。そこに点々と白緑色の根生葉が見え、歩み寄って確認するとスイセンノウの根生葉ですね。上手の . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、山間の林道を下って行くと、行く手の沢沿いに数本の高木が聳えていて、梢には枯葉なのか実なのか、何かが付いています。木の下まで行って梢を見上げると、「への字形」の翼果が付いているのでイタヤカエデでしょう。梢に残っている翼果は少なく、たぶん生った果実の1/10程度でしょうね。
樹下や周囲の草地にはたくさんの翼果が落ちているので、風で散布されたのでしょう。それらの中から、傷みの少ないもの . . . 本文を読む