2011/11/20撮影
文化財特別公開の廣誠院へ行ってきました。 公開期間が短いのでさっそく今日行ってきました。
廣誠院の主要な建物は、実業家の伊集院兼常さんが明治25年(1892)頃に建てたものです。
その後、近江出身の下郷家の所有となり明治35年に実業家廣瀬家の手に渡りました。
明治7年に庫裏や仏堂が建てられて庵としての体裁が整い、
昭和27年に臨済宗の寺院廣誠院になったそうです。
建物は、書院・茶室・広間などからなり、庭園に面して配されています。
建物内のふすま絵や掛け軸、茶室なども興味深いものでした。
私が気になったのは、森狙仙さんの『猿鹿猪図襖』でした。2匹のお猿さん今にも動き出しそうでした。
残念ながら紅葉は、まだまだです。
専門のガイドさんがおられて分かりやすく細かい所まで説明していただけました。
注 いちおうお断りして写真を撮りましたが・・・・ 周りの人も撮影していましたしぃ
だけど庭には、撮影禁止の立札が・・・・
&> &> ポチッとよろしくネ
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【廣誠院】中京区河原町通り二条下ル東入ル一之船入町538番地ノ1
期間:平成23年11月19日(土)~23日(水・祝)
※10時~15時30分(受付終了) 12時~13時休止
拝観料:700円
アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前」
京都ホテルオークラ北側の通りを東へ1分
頭が下がります。
技法、芸術性、歴史的観点から考察してみると、極めて優美な文化財であり、伊集院のこだわり、庭園の愛情が溢れた出た、熱い想いが伝わりますU+203C
島津斉彬が絶賛した伊集院兼常の庭園を一目見てみたかった。
さすが、鹿鳴館の建築に関わり、江戸の島津邸を建てた人物であったのを頷けます。
西郷隆盛の妻の伊集院須賀、大久保利通の長女の伊集院芳子、島津義弘の居城の伊集院城は日本史上最初にフランシスコ・ザビエルにより、キリスト教が行われた場所。
そんな名家、伊集院家の歴史と伝統の集大成であるかの如く、京都【廣誠院】はひっそりと佇んでいる様に感じました。
美しく、奥深い癒しに包まれた庭園でした。
もっと評価されるべき貴重な文化財かと思います。
池泉回遊式庭園なのであらゆる角度から
庭園を見た記憶があります。
通常一般公開しておられないので
季節季節に拝観することができないのが
とても残念です。