窓から空を見て、星や月をみ見るのが小さい頃からの夢だった
今は窓から月が見え、月の灯りで眩しくて眠れない
蛍光灯が嫌いな私は、夜になるとロウソクをつけ、
部屋を暗くするのが好き
ここ数日落ち着かないのは、
予定日を4日もすぎているのに、
娘の陣痛が始まらず
生まれないから…
このままいくと、孫の誕生は私の誕生日と同じ日になるかも?…
もうすぐ私達の結婚記念日
10月は私達にとって思い出が沢山ある月で
泰三さんも気にかけてくれているのか
よく繋がれる
嬉しい
ずっと本棚にあった本を取り出し読み始めた
とてもいい本で、先日エックハルトトールと
対談したウェインWダイアーの著書だったが、
おもしろい現象が起きた
Being
ただありのままでいて、委ねて、何もする必要がない
それを説いていた
勿論大事な事が沢山書かれてあったが
BeingとDoingのバランスの事については触れていなかった
本を読み、瞑想に入っていこうとした瞬間
泰三さんの声が入ってきた
「子供の時の傷は癒せる。だから子供には頑張れ、頑張れでいいんだ。」
それは人間体験をせよという事だった
傷つき、悩み、迷い、盲目で進む
不安、自己不振、上がったり下がったり…
そういう沢山の体験を通して、道は繋がれていく
私は泰三さんと笑いあっていた
そして師の言葉も同時に響いていった
「どんなマスターの言葉よりも、一人ひとりの人間体験は偉大だ」
どこにも正解はない
あるのは、その瞬間、自分の内側で何を感じるかだけだ…
「あなたの人生を思いっきり、自分のまま生きなさい」
そんなふうに内側で響いていた
娘はお母さんとして、もうちゃんと生きていた
月の灯りと共に、私は泰三さんと一緒に空を飛んでいた
地上に下りてくる魂に、すべての魂が祝福し、
準備をしている
それらを見ながら、私の心はいつの間にか、静かな気持ちになっていった