THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

ライオンはライオンと・・・

2017-05-21 16:20:27 | セッション記録

「虎は虎でしか遊べない。

弱かったら相手を傷つけて潰してしまうから

そうならないように

自分を弱めたり気を使わなくてはならない



でも友子は、虎で僕と同じ

ネグレストは

同じ仲間しか他人を信用しないんだ



僕もそう

友子も他人を信用していないだろ?

仲間しか信用しない傾向にある

裏切られて生きてきたからね



友子はどんなことがあっても潰れない

虎だから

仲間なんだ・・・

本気でぶつかっても壊れない

だから身を委ねられる・・・」




懐かしい泰三さんの声・・・

彼は暗闇に佇む仏陀だった




ある領域を超えてしまった者は

それを証明しようとは思わなくなる

同じ領域にいる存在が見つかるまで

たった一人で孤独でいる



時々目の前に現れる人の中に

一部を見出すが

それ以上は見つけることができないことを既に知っている



ロシアの数学者
グリゴリー・ヤコヴレヴィチ・ペレルマンは

こう言っている

「僕の証明が正しいということを証明できる人が現れるかが心配だ」

頂点にたってしまうと、それが分かる人が現れるのを待つしかない



彼は2006年、ポアンカレ予想解決の貢献により

「数学界のノーベル賞」と言われているフィールズ賞(幾何学への貢献とリッチ・フローの解析的かつ幾何的構造への革命的な洞察力に対して)を受賞した

しかし、「自分の証明が正しければ賞は必要ない」として受賞を辞退している



ペレルマンは、以前にも昇進や欧州の若手数学者に贈られる賞を辞退するなどした経緯があり

賞金に全く興味を示さなかったり、

自分の論文をあまり公表したがらない性格でも知られていた



現在は、マスコミを避け、スウェーデンに移住して研究を続けている

人付き合いを嫌い、ほとんど人前に姿を見せない人物であるが、

学生時代までは笑顔の絶えなかった少年として周囲から記憶されている



天才の領域、ドットを知る者の領域なのだろう


その領域で、もし、同じような存在を見つけたら

今度は逆にその人に自分を証明したいと思うだろう

お互いを見せることで、分かち合え

より自分が広がっていくことを感じることができる



無限の宇宙をお互いが見せ合うことになる

こういう人に出会うことは人生で稀だと思っている


出会ったときに相手が閉じていたら

開くまで待つしかない


なぜ閉じているのかは分かる・・・

長い間、本当の意味で自分を見せられる相手がいなかったからだ

それは理解されなかったということに等しい


そして思いっきり遊べないことに落胆する


ライオンはライオンと・・・


私達は真にこの世界で一緒に遊べる人を探す

思いっきり戯れ・・・自分を弱めることなく交われる相手だ