そゆる日記

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3月8日

2010年03月06日 | 日々のあれこれ
過去ログを見たら3月8日とあったから、
ちょうど一年前のことだったとわかった。

みえこさんがしてくれたことは、
講習会のあとちょっと立ち話してくれて、
懇親会の会場まで一緒に歩いてくれて、
会場で 「泣け」 と言ってハンカチを貸してくれて、
「会長に全部話せ」 と言って三人になれるようにしてくれて。

煎じ詰めれば、数時間を一緒にいてくれたって
ただそれだけだったのかもしれないと思うんだけど。

色々なことが押し寄せて、ボロボロの私が
それを乗り越えられるように、あの数時間、
強力にパワーを注いでくれていたようにも思える。

あの日を境に、私の人生は大きく変わった。



薬の副作用で髪が抜けてしまった頭に
バーバリーのスカーフをドゥーラグみたいに巻いて
上からハットをかぶって、
お化粧はキリッとはっきりキレイだったし

こう言ったら傷つくかしら、みたいな
変な手続きなしにストレートに物を言ったから
「コワい」 とか 「苦手」 とか言う人もいたけど

人にも自分にも正直で気持ち良かった。



あの日、私に 「全部言え」 って言いながら
自分も 「会長、私、死にたくない!」
「もっと、ずっと、生きたいの!」 って言ってた。
言ってる内容とうらはらに、
ぜんぜん湿っぽくなかったのが不思議だった。



みえこさんとすごしたのは、
その数ヶ月前に一緒にカラオケに行った時と
合わせて2回だけだったけど

わたしのなかでは、ものすごく大きな存在だよ。

バーバリーが大好きで、
あの日貸してくれたハンカチもバーバリーだった。
どうしても返したくなくて、
yu-さん経由で「もらっていいですか?」っておねだりした。

1年後に、形見になっちゃうなんて思わなかった。

あの日を境にこんなに変わったよ、今はこんなに幸せにしてるよって
いつか会って元気な自分を見せる日が来るんだと
漠然と思っていたんだけど。



離れて暮らしていて、めったに会えないってありがたいね。
みえこさんがあの世に旅立ってしまっても
私の中でのみえこさんの存在は、何も変わらない。

いつか会うのが、あの世でのことになったってだけで。