そゆる日記

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国立競技場

2019年11月30日 | 日々のあれこれ

新国立競技場が完成したそうです。

ニュースでは完成した新競技場とならんで

かつての姿、かつての街の様子がずいぶん流れました。

 

なつかしい。

 

こどもたちと自転車でよくハンバーガーを食べに行ったこと。

仙寿院の交差点で今は亡き義兄にばったり会ったこと。

日本青年館の広場のフリマに出店したこと。

ちょうど国立競技場でSMAPのライブをやっていて

長男が中居君の生歌にウケていたこと。

 

 

壊されることが決まった時には

もう新宿に住んでいなかったけど

赤坂へ行く用事のついでに競技場を見に行ったっけ。

 

そして、先日の六本木ヒルズの屋上では

ほぼ出来上がった新しい競技場を撮ってました。

知ってる通りの両側にに知らない景色がどんどん広がって

新しい街になっていくんだな。

 

新国立競技場が完成 56年ぶり五輪の舞台整う


『コミュニティデザイン』

2019年11月24日 | おすすめ

先日の『しあわせの経済国際フォーラム』で

登壇された山崎亮さん、お話が面白かったので

さっそく図書館で著書を取り寄せてもらいました。

 

コミュニティデザイン

~人がつながるしくみをつくる~

 

 

「なんや鉄板で覆われて工事が始まって

『なんかできんのかなぁ』と思って見てたら図書館ができて

『なんで勝手にそんなもん作ってんの?』

『それ作るんやったらなんで話聞いてくれへんの?』

これが一般的な箱もの行政の実情。

そうではなくて地域の人に話を聞き

それに即したものを作ることで長く愛される施設ができる

(しあわせの経済フォーラムでの山崎さんのお話)」

 

そのためにどうしたら地域の意向をくみとることができるか。

たくさんの異なる意見を集約することができるのか。

それをさまざまな手法を駆使して実現して行こうというのが

コミュニティデザインということのようでした。

 

 

この本には山崎さんがかかわってきた

様々なお仕事が紹介されています。

 

来園者が発展させていく公園、

コミュニティの中心となるようなデパート、

住民・Uターン者・Iターン者が協力しあえる地域、

一時のブームに終わらせない観光開発。

ダム建設が中止になってしまった自治体や

高層ビルの建設が決まった地域で

対立する意見をもつ人たちを

誰もが納得する結末に結び付けていった例は

日本中でこんな行政がおこなわれていったら

ほんとうに幸せな国になるだろうなあと夢が持てました。

 

 

ひとつ失敗例として上げられていたのは

大阪で行われた大きなイベントで

せっかくたくさんのサポーターチームが出来上がったのに

その後の活動について大阪府、大阪市、経済界が

方針をまとめることができずにいるうちに

機運を逃してしまったことでした。

 

新しい試みに対して地方は保守的で

大都市のほうが推進力があるようなイメージがありましたが

この本で読む限り、地方には相当な危機感があり

それだけに取り組みもスピーディであるようでした。

大都市もがんばれ。


農道デビュー

2019年11月20日 | ペーパードライバー脱出記

最近全然車に乗っていない。

家の近くのステーションに配備の車種が変わって

操作はそんなに違わないのだろうけど

何だか乗るのがおっくうになってしまいました。

(デミオ君が好き)

それに加えてそこそこ運転できるようになって

間を開けずに乗らないと。。。みたいな焦りもないため

どんどん乗らなくなってしまいました。

 

そんなわけで

匝瑳市で行われたソーラーシェアリング収穫祭、

公共の交通機関ではなかなか行きにくい場所だったため

車で行ってみることに。

ひさびさカーシェアが発動しました。

 

 

 

成田のステーションでデミオ君を予約。

デミオ君はやっぱり運転しやすいし

見慣れた車内の景色に安心感があります。

 

 

ルートはGoogle調べで

候補に挙がった二つくらいをざっくり予習。

成田空港の西のへりを回るか東のへりを回るか。

 

ところがカーナビは空港をつっきるルートを選択。

「ターミナルはこちら」「駐車場へはこちら」と

思いっきり空港への案内板が現れるので

「いや、空港に用事ないし」

「えっ?駐車場のほうに入ってっちゃっていいの?」

ドキドキしながらもまったく知らない場所なので

カーナビの指示に従って進入。

お迎えでもないのに

思いっきりターミナルの真ん前。

送迎の車列の横を通り過ぎて行きました。

 

 

空港を過ぎると畑や民家が並ぶ小さな町の景色になり

ちょっと田舎の景色に癒されていると

どどーんと田んぼをつっきる農道に出ました。

標識が全然ない。街路灯も全然ない。

こんな感じの道を走るのはペーパードライバー教習以来初めて。

PD教習では様々なシチュエーションを経験させてくれて

その中には激狭の農道ですれ違う、とか

こんな一車線の農道でうしろに行列ができちゃったら

見通しのいいところで左によけて先にいってもらう、とか

そんなパターンもやってました。

実践! と思ったけど周囲に車がいなさすぎて

よける必要もないまま現地に到着しました(^^;

 

 

会場付近に着いて係の方に「駐車場はどこですか?」とたずねると

「そこへ停めてください」

道路わきの草が茂ってるあたりに案内されました。

確かに案内図にはそんな感じに書いてありました。

(駐車場っていうか路駐なんだけど(^^;)

 

 

帰りは行きとは若干異なる道を選んだカーナビくん。

しかし空港内を走ることは同じ。

空港に何の用事もないですがこんなゲートをくぐって

空港に進入します。

保安の観点からも用事のない車は入らないでっていうのが

普通のように思ってしまうんだけど

しかも大してショートカットにもならないのに

わざわざ空港を通るのはなぜなのか大いに疑問。

理由をご存知の方がいらしたら教えてほしい。


ソーラーシェアリング収穫祭

2019年11月19日 | 日々のあれこれ

千葉県匝瑳市で行われた

ソーラーシェアリング収穫祭というイベントへ行ってきました。

 

ソーラーシェアリングとは農地の上に太陽光パネルを設置し

営農とともに発電を行う仕組みとのことで

最近広がりをみせている活動だそう。

 

匝瑳市の発電所は先日の台風による停電の際、

無料で電気を提供している充電スポットとして

SNSで拡散されていたのを目にしました。

そのことは先週放送のNHK首都圏ネットワークでも

報道されていました。

いざというとき

自前で電力が確保できるのは心強いことですね。

 

 

さて、当日はこれ以上ないくらいの晴天。

歓迎されてるなー(いや、されすぎて暑い暑い(^^;)

屋根のように見えているのはすべて太陽光発電のパネル。

これとは別に会場のいたるところに太陽光パネルが置かれていて

無料でスマホの充電ができたり

お餅つき用の炊飯器が太陽光パネルにつながっていたり(笑

イベントに必要な電力は音響機材から照明から

すべて太陽光発電でまかなわれているとのことでした。

 

 

ステージではアーティストさんがパフォーマンス。

半農半マイケル「マイケルやも」さん。

きっとマイケルジャクソンがだーい好きですよね。

あまり知られていないけどマイケルがギネスにのるほど

慈善活動をしていたことを紹介し

heal the worldなどマイケルのナンバーを披露。

 

 

手作りのお神輿を担いで地元のお囃子奉納。

 

 

和太鼓パフォーマンスの「ドラムタオ」さん

 

 

 パイプやチューブなどの廃材を使って音楽を奏でるKEYAKIさん。

 

 

ソーラーシェアリングを紹介する書籍の販売、

パンフレットの配布のほか

八街の落花生、勝浦の干物など千葉県内の特産品や

有機無農薬野菜の販売

焼きそばや唐揚げ、ラーメンなどの販売もありました。

アウトドアブランドのパタゴニアさんのブースでは

アウトレット商品を格安で販売。

売り上げはすべて台風被害へ募金されるということでした。

 

 

実は都内からこの匝瑳市へ居を移した

WORLD ORDERうっちーさんが

このイベントをお手伝いするというので参加した

完全なるファン活。

 

八街の落花生生産者の方に

「今日はどちらから?」とたずねられて

「東京です」と答えると「なんでわざわざ?」

そりゃそう思いますよね。

「私たちの好きな方が。。。」と言うと

「追っかけですね」はい、その通り。

赤面する私たちに

「こんなところまで追っかけてくるファンの方がいるような方が

このイベントに来てくださってるなんて嬉しいですね」

ナイスフォローでありました(^^;

 

 

買ったもの

ピーナツと蜂蜜。

干物が安くておいしそうだったけど

電車で長時間移動を考えて断念しました。


しあわせの経済国際フォーラム2019

2019年11月10日 | 写真

『しあわせの経済国際フォーラム2019』という催しへ行きました。

初日のシンポジウムには小林武史さんウォンウィンツァンさん

登壇したらしく、こちらへも行きたかったですが土曜は仕事で叶わず。

二日目の分科会のみの参加でしたが想像以上に楽しくて

とても充実したものになりました。

同時にいくつもの対談、映画の上映、ディスカッションなどが行われており

あれも観たいしこれも聴きたいし悩ましいところですが

「地域文化の再生:江戸時代と先住民から学ぶ」

「しあわせ×あいだ×ローカル」

「人類生き残りをかけたエコビレッジの可能性」の三コマに参加しました。

江戸研究者・田中優子さん

「江戸時代には今のような個人と言う考え方がなかった」

とか面白かったなあ。

一人の人がたくさんの名前を持ち、

武士でありながら絵師であり歌人であったりして

自由にそれぞれの人格?を生きていたらしい。

 

それに応えてコミュニティデザイナーの山崎亮さん

エマーソンは首尾一貫性を疑うということを言った。

人間の中に色々な部分があっていいのじゃないか。

成長に即して考えは変わって行っていいのじゃないか。

言うことが違っていっていいのじゃないか。

 

文化人類学者の辻信一さん

アイデンティティとは誰の考えなのか。

誰に都合のいい考えなのか。

この人はこうと管理しやすいためのものではないのか。

 

 

 

映像作家の亭田歩さんは「信じる」というお話。

ドルイドは民族のストーリーを子孫に90%伝える、という。

90%にしておくと残りの10%を求める者が生まれる。

それによって完璧になる。

子孫の力を信じているので今完成しようと頑張る必要がない。

目の前の小さな一歩を大切にできる。

整理整頓をしようとしてはならない。

それはエゴを満たす行為。

混沌とした中から何かが生まれることを信じる。

 

 

そして鈴鹿で実験的なエコビレッジを運営している小野雅司さん

エコビレッジといえばある一定のエリアを囲って

その中で自給自足やお金を介さない交換で生活する、

というイメージですが

小野さんが実験しているのはエココミュニティといって

半径1キロくらいのエリアに住む人たちのつながり。

入会や規約もないので実際の人数もわからない。

その中で規則も命令も上司も責任もなく

すべて話し合いで決定される会社を中心に

作物や自分の持ち物・能力などを無償で提供・享受できる

贈りあいの経済を実践しているそう。

 

こういった考えを読んだことはありましたが

すでに20年近く実践している場所があるとは驚きでした。

こんなコミュニティが広がっていってくれたらいいなあ。

夢あるわあ。

そこで生活されている青年が

「実際僕が今日着ている服だってもらったものだし

髪だって切ってもらってるし

みんなにもしあわせになってほしい」と言って

本当にそれを願わずにいられませんでした。

 

 

とても全部は紹介できませんが、こんなふうに

「グローバリゼーションとローカリゼーションを

対立するものととらえない」

「行政が管理しやすく区切った区分けにこだわらない。

自分の生きるエリア生活圏=県」

「こだわりは歪みをうむ。ほどほどでいい。

なんちゃってでいい」とかとか

「これはこう」と思い込んでしまっているものを

別にそうでもないんじゃない?とほぐされて行くようでした。

『やわらかあたま』

昔どこかで聞いたキャッチフレーズが思い浮かびました。

 

 

閉会式でのご挨拶

共生活動家ソーヤー海さん

『しあわせの経済』会議主宰ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさん

辻信一さん

 

 

会場では廃油で走るエコカーの展示のほか

マルシェもあってエコな商品の販売も。

今日は絶対何も買わない、と自分にいいきかせてきたのですが

木の実やドライフルーツを固めたグラノラバーみたいな謎食べ物にはほんとに弱くて

誘惑に負けてひとつ400円くらいもするのに4つもお買い上げ(^^;

大切にちょびちょび食べます(^^;

楽しかった!


図書館の効能

2019年11月08日 | 日々のあれこれ

図書館通いが続いています。

先日立ち寄った際、貸出カウンターのわきが

CDの棚だったのでちょっと立ち寄ってみました。

なるほど図書館で借りられるCDってこんなものがあるのか。

機会があったら借りてみようと眺めていると

同じスペースに芸能関係の図書も置かれていて

伝統芸能の解説本、タレント本などが並ぶ中に

こんな本がありました。

『男はつらいよ』の幸福論

テレビでよく見る精神科医の名越康文さんの著書でした。

 

ぱらぱらっと見てみると寅さんと寅さんを囲む人々の

名越さんなりの分析が興味深い。借りてみました。

 

読んでみると内容は登場人物の心理分析に限らず

作品に表れる時代の変遷

働き方、女性の生き方、家族関係などの変化を

映画の場面を通して解説していて面白かったです。

第一作は1969年、最終作は1995年公開だそうですが

私が物心ついてからほぼ今の環境にたどりつくまでの時代背景、

親の世代、祖父母の世代の価値観などを

わかりやすい文章で解説されていて

自分の生きてきた時代を改めて振り返りました。


仕事が細分化されていくなかで

仕事で人に喜んでもらえている実感がなくなり

「人の役に立つこと」が

「スケジュール通りにタスクをこなすこと」

にすりかわってしまっている、

という分析はよくわかるだけに胸が痛くなりました。

 

それを踏まえて

時間に追われる生活をちょっとはずれてみる。

ちょっと変な人になってみる。

自分に課している制約をちょっとゆるめて

寅さんほどではないけれど

自由な人になってみてはどうですか、と提案されていて

今でもロックフェスやおしゃれスポットでの上映会で

寅さんの映画が若い人たちから関心を持たれている理由が

わかるような気がしました。

 

 

ここまで書いてきてなんですが、

私は寅さんの映画を映画館どころかテレビでさえも

1本も観たことがありません。

本屋さんでタレント本や芸能関係の書架に

近づくこともありません。

図書館の貸出カウンターのわきのCDラックをふと眺めたことで

この本に出合いました。

ふだんだったら手に取らないような本に

自分の世界を広げてもらえることって

図書館ならではの効能だなと思いました。

で、また通う