ドナドナこと次男がインドネシアから帰国しました。
「一時帰国するかも」 というメールをもらってから一ヶ月たつも音信不通。
どうなったのかな~と長男にメールすると 「帰ってきたよ」 と返信が。(まじで)
以前使ってた i-fone に 「帰国したの?」 とメールすると
「帰国しました~」 と返信が。(おいっ)
23日はちょうど次男の誕生日でもあったので、会うことに。
待ち合わせ場所に現れた次男は、
たいして濃くもないひげをあごにも鼻の下にもはやして
ちょっと雰囲気は渡部陽一さん(笑)。
(たぶん、どっぷり日本にいる人とは違う空気感?)
「眉毛だけは、今朝剃ったわ」 って言ってた。
確かに、以前もらった写真は眉毛ぼーぼーで
ちょっと秋葉原にいる方みたいな顔になってたっけ。
むこうでは毎日短パン、Tシャツ、ビーサンの三点セットで
「おしゃれするモチベーションとかまったくなかったから」
日本に戻っても、そこにこだわる気持ちが全然なくなってしまったとか。
それにしちゃ、細パンに、ライダースにハットとか
「けっこうおしゃれな格好じゃん」 と言うと
「いや、これ、去年着てたまんまだから」 と言われた。
え、母は去年どころか数年間同じスタイルですが何か?
実は二週間前に帰国してたとのこと(も~、何なの)
「休暇でちょろっと行くにはいいけど、あそこに何ヶ月もいたら脳が崩壊して
日本で、ましてや東京では生きられなくなっちゃうわ」 という長男の予想どおり
帰ってきてすぐはおもてに出られなかったとか。
いわく 「夜はまだしも、昼間とか、死んだような目をした人が
ものすごい数歩いてるのが、うすきみわるくて」 だったそうだ。
だからってインドネシアが生き生きしてる人であふれてる楽園ってわけではもちろんなくて
交通違反でも何でも、とりあえずまとまったお金を握らせれば何とかなっちゃうお国柄とか
暖かい地方特有の、いろんなことにルーズなところとか
考えさせられることもいっぱいあったらしい。
そして、海外に行った人が口を揃えて言うことだけど
日本人だというので、日本に興味のあるいろんな国の人たちに声をかけられ
日本の文化も歴史も全然知らなくて、会話にならない自分に愕然、という
お決まりのパターンを次男も経験したらしく
「もっと日本のことを勉強しようと思って、とりあえず本をいっぱい読んだ」 という。
勉強! 読書! そんな言葉をこいつの口から聞くとはね~。
それだけでも行ってた価値あったね。
そして、英語も 「全然基礎的な知識がないってわかった」 そうだ。
「学校で何年も勉強したのにね」 って、
授業に出席はしてただろうけど、勉強はしてたっけ。
ま、それも、実感しただけでも行ってた価値あったね。
これから、どうしていくのかはまだわからないけど、
この経験を糧にして、次に進んで行ってくれたらいいと思う母心でした。
お土産はやしのみの殻で作ったソープディッシュに入った
いい香りの石鹸、アロマオイル、お花キャンドル。
友達にはリングとか、ピアスとかをいっぱい買ってきて
選んでもらったんだって。