WORLD ORDERうっちーさんはお茶好きで有名。
あるときdiaryに発酵展で購入したという
『阿波番茶』をアップなさっていた。
( ↑ 画像はうっちーさんのdiaryから)
『阿波番茶』って私は初めて聞きました。
阿波番茶の製法は特殊で、他の日本茶とは大きく異なります。
収穫時期は7月頃と遅く、成葉になった茶葉を摘み取ります。
次に、茶葉を釜茹でにし、湯掻きで茶葉をすりながら
樽に押し詰めていきます。
その後、重石を乗せて14日〜30日程度発酵させます。
阿波番茶は、成長した茶葉のみを使っているので、
他のお茶と比べてカフェインの含有量が少ないです。
そのため、妊婦の方も安心して飲むことができます。
また、緑茶の渋み成分であるテアニンも少ないため、
甘みがあり飲みやすいです。
ネットで評判を調べてみると
「ほんのり甘くておいしい」
「すっぱくてまずい」
あらら、きっぱりと二分されていました
なるほど、たぶんふつうのお茶とはまったく違うのね。
後日うっちーファンのはっさくさんにお会いすると
同じ発酵展にいらしていたそうで
「うっちーさんのと同じお茶ですよ」と
茶葉を分けてくださいました。
飲んでみると。。。
ふつうにおいしいお番茶、
そして後味にふんわり酸味が残ります。
おいしい
なるほどふつうのお茶を期待なさってる方には
この後味がえ? ってなるかもしれません。
ファン友きみりんは香川在住だけど出身は徳島。
お茶好きうっちーさんに
以前阿波番茶を差し上げたこともあったそう。
で、わたしにも同じお茶をプレゼントしてくれました(写真右)
これは、ほんっとうにおいしかった。
お番茶ってこんなにおいしかったっけ、と思いました。
たぶんふつうのお番茶とは全然違う。
お茶のおいしさが際立っていました。
そして写真の左は私が表参道の茶茶の間さんで購入したもの。
こちらは同じ四国ですが高知県で作られている『碁石茶』
製法も阿波番茶とは少し違っているようです。
四角く切りそろえられていて見た目も違います。
碁石茶は、漬け込む前にカビ発酵させる必要があることから、
阿波番茶よりも製法は複雑です。
この碁石茶のルーツをたどると、
中国雲南省に住む少数民族の布郎(プーラン)族が作っていた酸茶があります。
この酸茶は、カビを発生させた後に、竹筒に入れて土中に埋め、
嫌気性発酵をさせるものです。この酸茶と碁石茶との製法は原理的には同じです。
したがって碁石茶のふるさとは、ミヤンマーをも含めた
中国雲南省西双版納付近と推定することが出来ます。
碁石茶は1次発酵と2次発酵と一度の生産工程の中で2度発酵させます。
淹れ方も中国茶のように一煎目は飲まずにお湯は流してしまい
二煎目からを味わうように、と書かれていました。
お味もプーアル茶に近いような気がします。
すごいなあ、こんなふうに地方には
それぞれはぐくまれてきたおいしいものがあるんだなあ。
うっちーさんがお茶にだだはまって白茶とか青茶とか
語るのもわかります。
(この碁石茶をプレゼントさせていただいた時は
パッケージを見て「やっぱり黒茶の種類なんですね」って
言っていた)
私も新しいお茶の世界にはまりそうです