何度も書いてるけど、
私がニューエイジに興味をもつきっかけになったのはバシャール。
もう20年くらい前の出来事だけど
そのころバシャールの 「ワクワクすることをやりなさい」 というメッセージが
ちょっと話題になったことがあった。
(『ワクワク』 という言葉が揶揄も含めて、ちょっとはやった)
ある日テレビに関野あやこさんがバシャールのチャネルとして出ていて
そのメッセージについて説明してた。
それからしばらくたって、
古書店を営む友人にワープロ (時代ですな~) を教わりに行った。
お礼にお店の本を買わせてもらおうと思って書架をながめていると
そこに 『バシャール』 があった。
テレビの印象がどこかに残ってたんでしょう 「あっ、あのバシャールの本だ」 と気づいた。
手に取ってぱらぱらと眺めていると
「それって何かオカルトなんでしょう?」 と友人の旦那さんが言ったのを覚えてる。
結局、その本を購入。
それがあんなに衝撃を与えることになるとは、っていうほど
本の内容は刺激的でした。
それまでの価値観をひっくり返した。
「人生はこういうものだよ」「社会の中ではこうしないといけないよ」って
教わってきたものを全部ひっくり返した。
そして、それまで教わってきたことの真逆なことが書いてあるのに
なぜか全部が 「そういうことだったのか」 と深く納得がいった。
たとえば、
「感情は自分のものであって、誰かが起こさせることはできない」
『AさんがBさんを怒らせた』 とき、Aさんは引き金を引いたかもしれないけど
実際はBさんが自分の中にある 『怒り』 を自分で感じているだけ。
感情は観念の反映だから、感情が出てきたときは
「自分の中のどんな観念がこの感情を起こさせるのか」 と見ることで
自分の観念を知るために役立てることができる。
(たとえば綾小路木きみまろのネタをきいて 「あるある」 と笑う人もいれば
「お年寄りを笑いものにするなんて」 と怒り感じたり
「人の失敗を笑いのネタにするなんて」 と不愉快に感じる人もいる。
怒りや不快感を感じる自分を自己分析することで
自分が 『老いを笑ってはいけない』 とか 『失敗してはいけない』
という観念を持っていると知ることができる。
そして、不愉快な感情を引き起こすその観念を、
今後も持ち続けていたいか手放すかを考える機会とすることができる)
たとえば
「人はすべての経験を自分で選んでいる」
健在意識ではそう思えないときでも深いところでは自分で選んでいる。
だれかが一見かわいそうに見える状況にはまりこんでいるときでも
「あなたはかわいそうね」 と同情するのでなく
そういう経験を選んだ強さを見て、
その経験を乗り越えられることを信頼してあげることで
人を力づけてあげることができる。
輪廻転生はある。
罰としてのカルマはなく、ただすべての人生のバランスを取る必要があるだけ。
障害を持って生まれて来る人の中には
他の人生のバランスを取るために今回そういう経験を選んでいる人もいる。
その経験を選んだ強さを見ること。
とかとか…。
バシャールと出会ってすごい衝撃を受けてから、
どっぷり精神世界にはまり、山ほど本を読み、
さまざまなセミナーに参加したりセッションを受けたり
はてはセドナに出かけていったりまでしてたのに
その中でなぜだかバシャールに接する機会だけがなかったのね。
ダリル(バシャールのチャネル)がチャネリングをしていなかった時期だったのか
VOICE(バシャールを世に紹介した出版社)が
バシャール以外のものを紹介するのに熱心な時期だったからかわからないけれど
それにしても一時VOICEの物販部で働いていて
ダリルがバシャールをチャネリングしてるテープとかも山ほど売ってたのに
それを手にしようとも思わなかった。
もう、三冊の本だけで十分満足だったのかな。
最近になって、またバシャールの対談本が次々に出版されるようになって
バシャールの名前を目にする機会がふえてきての今回でした。
今回、まさみさんの日記のタイトルに 「バシャール」 「関野あやこ」 の文字を見たとき
「えっ、まさみさんがバシャールって書いてる?」 って、思わずクリック。
内容はあやこさんのイベントに二人のはずが三十人ご招待することになりました、というもの。
「えっ、じゃあ行く」 って思いました。
しかも、まさみさんはたまたま入ったとんかつやさんでイベントのチラシをみて
バシャールもあやこさんもほとんど知らないままそういういきさつになったという。
まさみさんにはまさみさんのストーリーがあるんだけど
私は私でバシャールが、こんな形でまさみさんを通してご招待してくれるんだね~と思えた。
(それきっかけでJUNさんにも会えることになってはんぱないワクワクが与えられたしね)
さて、超長い前置きでしたが、当日のイベントです。
前半はロスのセッションを元にした映像。
動いてるダリルを初めて見た。
バシャールをチャネルしてるときの声も初めて聞いた。
横で通訳してるのは、たぶん(関野)直行さんだよね。
こんな感じなんだね~と、本と出あって20年目の初対面。
後半はあやこさんのお話。
昔、VOICEから出た 『宇宙とひとつになっちゃった』 という
あやこさんの誘導瞑想のCDを持っていた。
あやこさんが話し始めたとたん 「あ~、この声」 って思った。
あやこさんの声&話し方はものすごく心地いい。
映像の間も、お話のときも、ほとんどぼ~っとしてるかあくびしてるかで
はたから見たら失礼なお客さんだったかも(笑)。
実際は眠かったのじゃなくて、音楽を聴くようにエネルギーの流れを感じていた。
たぶん、チャネルする人と同じ空間にいて自分もチャネルするのに近い感じになってた。
そして、お話は新しいことは何ひとつなくて
「うん、全部知ってるよ」って思ってきいてた。
それで良かったの。
たぶん新しいことを求めにいったんじゃなく
すでに知っていることの確認作業だった。
バシャールの言ってることは20年たっても色あせない。
たぶんそれは真実だから。
今回の旅は、具体的に何がというわけじゃないけど
ひとつのサイクルの終わり・完結だった気がしてる。
バシャールの本に出会って、新しい価値観をやってみて
20年たって、ひとつの結論に達した。そんな満足感みたいな感じ。
そして、それは間違ってなかったんだよねって確認した感じ。
そんな、満足感を得て、岡山をあとにしたのでした。
今回も一泊二日が4日にも5日にも感じられるほどの濃い~い旅。
でも、もう当分遠出はしないな。
とりあえず、自分にしっかりフォーカスして
普通の日常をちゃんとこなしていこうと思います。