まあ、神として彫られた木像の素朴なこと。
仏教はある意味完成された文化としてやってきたものなので
社殿の中の装飾とか仏像とか完成度が高いのだけど
神社はほんとに簡素というか、
山だったり滝だったり自然に宿る神を祀る日本人の心性が
あらわれているんだなあと改めて感じました。
まあ、つまり、
きらびやかに装飾して天の世界をイメージさせようという意図がないので
神社自身がすごいものを作る気はないのね(笑)
奉納された品々はさすがに立派です。
実は鹿島神宮へ行ったとき、茨城県唯一の国宝
「『直刀 黒漆平文大刀』は今東京へ行ってます」って言われた。
以前一度見てるんだけど、やっぱりそれが見たかった(笑)
大神社展では第二会場入ってすぐにありました。
鹿島じゃ蛍光灯に照らされて事務機っぽいガラスの中にあったけど
トーハクでは薄暗い会場でほんのり灯りに浮かび上がるように展示され
美しさ30%アップくらいに演出されてました。
この話を会社でY山さん(日本刀フェチ)にしたら、
彼女は二荒山神社の大太刀で同じように感じたとのこと。
見せ方って… あるよね。