9月の台風で被害を受けた『猟師工房』さんに
寄付という形で獣肉を予約したことは以前書きました。
しかし、日が経つにつれてだんだん不安に。。。
猪や鹿のお肉なんて調理したことないし
しかも2キロも届いちゃっても食べきれないし
もうお金は寄付としてお受け取りください
お肉はいりませんって申し出た方がいいかな。。。
そんな風に逡巡しながらも生来の無精者ゆえ
行動も起こさず三か月が過ぎた年末も年末
12月27日に「ご用意ができました」とのメールが。
そして大晦日に黒ネコさんの冷凍便で届きました
これ! うわわ、来ちゃった。
お肉はちょっとハードル高い気がして
(この期に及んでも及び腰 (^^;)
まず猪肉ソーセージを食べてみることに。
電子レンジで解凍し、フライパンで焼いて食してみました。
けっこう脂多めですが美味しい。
うっちーさんから皮が固めと聞いていたので
解凍してざっくり皮をはがしてみたのも良かったようです。
ハードル高いと言ってばかりもいられないので
自転車のサドルくらいの大きさの鹿肉を
チルド室に移して丸二日。
しゃりしゃりに半解凍したところをスライスし
お正月の挨拶かたがた叔母のところへ届けると
「あら、叔父さんが猟でしとめた鹿をよく食べてたから
慣れてるわよ。鹿は柔らかいから食べやすいわよ。
バターで焼くか揚げても美味しいわね」とのこと。
わあ、身近に上級者いた!
教わったとおりバターで焼いてみると
臭みもまったくなく歯ごたえがあって
味のしっかりした美味しいお肉でした。
そう、不安の大半はクセや臭みがあったら
どう調理すればいいのかわからない、
というところでした。
翌日実家に持っていきました。
また某Barへ持ち込んで
いらした皆さんにも食べてもらいましたが
みんなイメージしていた獣臭さがないことに
驚いていました。そう、美味しいの。
続いて猪肉。
とにかくブロックが大きいので
解凍しちゃったらせっせと食べないとなりません。
仕事はじめの会社でかくかくしかじか。
「なので興味あるならお持ちするんですけど」
と話してみると案外皆さん好意的。
今度は一晩室温で放置して
またしゃりしゃりのところをスライスし
まあ興味あるといっても口にあうかは未知数なので
一人分弱に小分けしてジプロック。
お持ち帰りいただきました。
翌日。
どうだったかな。。。と感想を聞くと
すき焼き風にしてすごく美味しかった、
スパイスソルトで焼いて美味しかった、
とおおむね好評で胸をなでおろしました。
(けど「旦那は食べたことないものはムリって
食べなかったわ~」という感想もあり。
わかります。慣れないものはコワいですよね)
自分は焼いたり炒めたり、今日は煮てみました。
歯ごたえしっかりの豚肉って感じ。
こちらもクセや臭みはまったくなくて
たぶん猟師工房さんの処理が上手なのかなと思いました。
害獣として駆除された動物のほどんどは
ゴミとして捨てられてしまうのだそうです。
価格はお安いとは言えませんが
せっかくの命を美味しくいただきませんか。
今回寄付のつもりでできたご縁ですが
これからも時々は購入してみようと思いました。
興味を持たれた方はぜひ一度食べてみてください。